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マスターズ日本人初Vを目指していたけど… 『緑の甲子園』制覇の中野麟太朗が描く将来の野望【高校ゴルフ選手権・個人男子】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

中野麟太朗が全国制覇! 次なる目標は?(撮影:福田文平)

ゴルフパートナーpresents 2021年度 全国高校ゴルフ選手権大会 男子個人の部 最終日◇28日◇サンヒルズCCウェストC(栃木県)>

『緑の甲子園』最終日に大記録が生まれた。明大中野高3年の中野麟太朗(りんたろう)が、前半だけで7アンダーの「29」。後半はボギーが2つ先行したが、残り5ホールで3バーディ。1イーグル・8バーディ・2ボギーの「64」で見事な逆転劇を演じた。

ウォーターシャワーを受ける中野麟太朗【大会フォト】

首位と1打差の3位タイからスタート。出だしからバーディ、イーグル、バーディ、バーディで一気に抜け出した。パーを1つ挟んでさらにバーディ。6ホールを終えて6アンダーで後続をさらに突き放すと、9番でも5メートルを沈めバーディを奪い、大きくこぶしを振り上げた。

「ハーフ20台は初めてです」。一気にリードを広げてバックナインへ。ところがそこで気持ちに揺らぎが出た。プレースタイルはドライバーで組み立てるマネジメント。それが「10番のティショットで4番アイアンを持ってダフってしまいボギーにしてしまったので、攻め続けるしかないのかなと思って、10番以外はぜんぶドライバーで打ちました」。つまずきが返って、中野の闘争心に火をつけた。「ほとんどフェアウェイでしたし、いつもより飛んでいました」と、後半取り戻した攻めの気持ちで生き返った。

全国高校ゴルフ選手権春季大会では1打に泣いて2位。その悔しさが原動力となった。「そのときはあそこまで上位にいけると思っていなかったけど、日が経つにつれてどんどん悔しくなっていって、次の全国では優勝してやると思っていました」。5カ月間思い続けていたリベンジを、強豪ひしめく大会で成し遂げた。

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