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USGAの元職員が全米OPの観戦チケットを横流し 7年間で1億円以上を着服 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

全米オープンのチケットが…(撮影:ALBA)

USGA(全米ゴルフ協会)の元スタッフが「全米オープン」の観戦チケットを米ペンシルベニア州の業者に横流しし、7年間で115万ドル(約1億2500万円)以上を着服したと米連邦当局が発表したとフィラデルフィアの地元紙が伝えた。

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USGAの元職員ロバート・フライヤー(39歳)はUSGAのチケットオフィスでディレクターを務めていた2013年から19年までの7年間で約2万3000枚の全米オープンチケットを盗み、結託した2つの業者へ転売。観戦チケット価格の総額は340万ドル(約3億8000万円)に上る。

最初にチケットが盗まれたのは13年。ペンシルベニア州のメリオンGCで全米オープンが開催されたとき。

4大メジャーの一つ、全米オープンは世界的なスポーツイベントで観戦チケットも入手困難として知られている。通常はUSGAがオンラインなどで直接ファンに販売され最大で入手できるのは20枚と制限もかけられている。ところが米国ではチケットエージェンシーがプレミアをつけて販売することが合法、またトラベルエージェンシーがパッケージで売り出すことも通常化している。

USGAは「数カ月前に当局から捜査の知らせを受けた。当時はチケット販売に古いシステムを使用していて社員の不正を見過ごしていたが、20年に新しいシステムを導入した。今後はFBIと当局の捜査に全面的に協力する」と米ゴルフ誌の取材に応えている。

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