「そっちの方がうれしかった(笑)」 稲見萌寧が銀メダル獲得以上に興奮したこととは? | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
大会から花束が贈られるなど、会場は銀メダル祝福ムードに包まれた(撮影:上山敬太)
<NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 事前情報◇12日◇軽井沢72ゴルフ北コース(長野県)◇6679ヤード・パー72>
五輪メダリストとしての初戦に臨む稲見萌寧が、開幕前日の12日に公式会見に出席した。そこでは銀メダル獲得後の反響の大きさに驚く表情も垣間見えた。
間近で見てみよう!これが稲見が獲った東京五輪の銀メダルです【写真】
ネリー・コルダ(米国)と堂々の金メダル争いを続け、さらにリディア・コ(ニュージーランド)をプレーオフのすえにくだして手にした銀。それでも2位でほめたたえられることについては、「複雑といえば複雑。慣れない感じ」だという。「メダルを獲ったことに『おめでとう』と言われるとしっくりするけど、『銀メダルおめでとう』だと、う〜ん2番目だなと思う。金のほうがすごいし、そこに手が届きそうだったので悔いはある」と、最終日に正規の18番で喫したボギーは今も頭に残っていそうだ。
そんな稲見だが、「銀よりもそっちの方がうれしかった(笑)」ということが発表された。それが5年シードが与えられるということ。日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は五輪開幕前から、メダリストには報奨金を出すことに加え、金なら10年間、銀なら5年間、銅なら3年間のシード権を与える方針を打ち出していた。今後10年以内ならば、稲見の好きなタイミングで権利を行使できる。
ただ「永久シード」をキャリアの目標に掲げることもあり、日本ツアーを主戦場に戦うという意思に変わりはない。この権利を生かし海外挑戦へ…という考えもなく、スタンスはブレない。「自分の力で(これからも)シードを獲りたいという気持ちはあるし、いつ使うかというプランも今はない」。あくまでも何か起こった時のための、“切り札的存在”として取っておくものだ。
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