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単身渡米し全米シニア女子OPに挑んだ53歳 藤井かすみのゴルフにワクワクが止まらない | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

今年の「JLPGAレジェンズチャンピオンシップCHOFUカップ」でドライバーを振る藤井かすみ 「まだ、まあまあ飛びますよ」(撮影:GettyImages)

国内女子ツアー通算10勝の藤井かすみが、7月29日〜8月1日に米国コネチカット州ブルックレーンCCで開催された第3回全米シニア女子オープンに出場した。7月14日にイリノイ州で行われた予選会を2位タイで突破して得た出場権で参戦し、アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)ら120名が出場したメジャー大会本戦での結果は41位だった。大満足という結果ではなかったが、藤井のゴルフ人生にとってかけがえのない収穫があったという。帰国後、隔離期間中の藤井にリモートで単独インタビューを行った。

藤井かすみのキャディは、かつてタイガー・ウッズを支えたあの人【写真】

「全米シニア女子オープンは2018年に開催された第1回大会の年に、ちょうど私は50歳。シニア出場資格の50歳のタイミングで最初の大会だったから出たいと思いました。でもそのときは“出ても予選を通ることもできないな”と考え直して、改めてしっかり体を作ることから始めました」

■トレーニング中に靱帯再建手術をした左ヒザの軟骨がつぶれる

藤井は13年ほど前に左足の前十字靱帯の再建手術を受けた。前十字と後十字と内側副靱帯が断裂してしまっていたのだ。そんな状態でも、全米シニアに挑戦したいという気持ちが勝った。大会の出場を目標に傷だらけの体に鞭を打って体作りが始まった。

「まずは左足で片足ケンケンができるようになるのが目標。1年半くらいかけてようやく体ができあがってきたかなと思っていたころ、ある朝、“あれ、できるんじゃないかな”と感じたんです。それで40打席くらいある練習場をケンケンで往復したら、左ヒザの軟骨がつぶれてしまいました。できることは一生懸命やってしまう性格なんです(笑)」

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