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松山英樹からの“エール”に応えた稲見萌寧の銀メダル 服部道子コーチも感涙 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 N・コルダ -17 2 稲見萌寧 -16 3 L・コ -16 4 A・アショク -15 5 H・グリーン -13 E・ペダーセン -13 7 S・メドウ -12 8 フォン・シャンシャン -11 9 笹生優花 -10 キム・セヨン -10 順位の続きを見る
松山英樹からバトンを受け取った稲見萌寧 見事に悲願を成就させた(撮影:福田文平)
<東京五輪ゴルフ競技(女子) 最終日◇7日◇霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県)◇6648ヤード・パー71>
稲見萌寧が、松山英樹からの“エール”にしっかりと応えた。最終日にトータル16アンダーで並んでホールアウトしたリディア・コ(ニュージーランド)との2位決定プレーオフに勝ち、日本ゴルフ界として初の五輪メダルとなる銀を獲得。メダルゼロに終わった男子の借りを返した。
その男子の最終日が行われた今月1日(日)の夜。前日まで出場していた国内ツアー「楽天スーパーレディース」を終えた稲見は、五輪出場のため兵庫県から埼玉県に戻った。そこで男子チームとの情報交換会を行った際、松山から「男子はメダルを獲ることができなかったから、女子は獲って欲しい」という言葉をおくられた。
これについて稲見は、2日(月)に行われた公式会見の席で「うれしかった」と話していたが、約束を見事守ってみせた。「一番はメダルを獲れたことがうれしい。銅よりも銀がいいというのもある」。正規の最終18番でボギーを叩き金メダルこそ逃したが、元世界1位の実力者を直接対決でくだしたことにも大きな価値がある。
日本代表の服部道子コーチも、メダル獲得が決まった後、「うれしい。いい形で男子からの思いを形にできた」と涙を流しながらよろこんだ。7人による3位決定プレーオフで敗れた松山の雪辱も果たす、チームジャパンで勝ちとった銀メダルでもあった。(文・間宮輝憲)
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