金メダル王手のN・コルダ 首位キープよりも…今日一番ハッピーなことは? | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
世界1位も暑さにはかなわない?(撮影:福田文平)
<東京五輪ゴルフ競技(女子) 3日目◇6日◇霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県)◇6648ヤード・パー71>
2日目に「62」を叩きだし、単独トップに抜け出たネリー・コルダ(米国)。金メダルへ独走かに思われたが、3日目は2つ伸ばすに留まり、トップは維持したものの2位との差は3打まで縮められた。
6番までで3バーディを奪って後続を引き離したが、8番パー5でのボギーを境に勢いはストップ。後半はとくにショットの乱れが目立ち、9番から最終ホールまでパーが続いてスコアが動かないままホールアウトとなった。苦しい展開が続いたが、「8番のボギーはとても悔しかったけど、自分が置かれている状況も簡単じゃない。まだチャンスはあると言い聞かせていた」と、淡々とした姿勢は崩れることがなかった。
追われるプレッシャーの中でも、「まだ18ホールもあるし、何が起こるか分からない。今日うまくいかなくても、明日どうなるか分からないから、まだまだ先は長いと思うようにしている」と、冷静さを失うことはない。トータル15アンダー・単独トップ。金メダルに王手をかけて、最後の18ホールを迎える。
ただ、そんな世界ランキング1位の心を乱す唯一のものがこの猛暑。プレー後に「今日一番うれしいことは?」と聞かれると、まっさきに出た答えは「屋内に入って食事ができること(笑)」。集中力を乱す暑さと、後続選手の追い上げに打ち勝ったとき、ようやく金メダルに手が届く。
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