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全米女王はフィリピン代表を選択 Yuka Sasoが2つ目の世界一称号を狙う【オリンピアンの素顔】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

笹生優花が日本勢のライバルとして立ちふさがる(撮影:GettyImages)

東京五輪のゴルフ競技が7月29日に開幕する。ゴルフは前回のリオ五輪で112年ぶりに復活。今回も各国から男女60名が4日間72ホールをプレーする。開幕を前に、代表選手たちのプロフィールをオリンピックゴルフランキング順におさらい。世界中から集まる代表選手が霞ヶ関をどう攻略するのかに注目だ。

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【笹生優花】(フィリピン)
■年齢:2001年6月20日 20歳
■身長、体重:166センチ、63キロ
■プロ転向:2019年
■主な戦績:米ツアー1勝(メジャー1勝)、日本ツアー2勝

プロデビュー後、ものすごいスピードで日本ツアーを代表する選手に駆け上がった笹生は、さらにその加速度を増し、ついに今年世界一の称号まで手にした。2019年に日本のプロテストに合格すると、20年には「NEC軽井沢72ゴルフ」、「ニトリレディス」とすぐさま2勝。“男子顔負け”、“女タイガー”など数々の形容詞がつけられるほどの衝撃を与えた。

「世界1位になりたい」。20歳が小さい頃から抱いてきたこんな願いを大きく手繰り寄せたのが、今年6月の「全米女子オープン」だった。畑岡奈紗との日本勢2人によるプレーオフに勝利しビッグタイトルを獲得。“1番勝ちたかった”という大会を、わずか19歳で制することになった。そしてこの優勝で米ツアーメンバー入りの資格を得て、主戦場を海外に移した。世界ランクでも、この一撃でトップ10入りを果たし、着々と夢への階段をのぼっている。

父は日本人、母はフィリピン人の二重国籍で、今回の五輪は母の祖国を代表して出場する。NEC軽井沢で勝った後の優勝会見では、国籍選択をする時は日本を選ぶという意向を示したが、この舞台では日の丸を背負う選手にとって大きなライバルとなる。

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