• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • 全英オープン、やっぱり勝利のカギはパーだった【舩越園子コラム】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

全英オープン、やっぱり勝利のカギはパーだった【舩越園子コラム】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

難局もとにかくパーでしのいだモリカワに勝機が訪れた(撮影:GettyImages)

今年の「全英オープン」を制したのは、初日から首位を走り続けてきた2010年大会覇者のルイ・ウーストハウゼンではなく、初出場のコリン・モリカワだった。

PGAツアートップ選手たちのスイングを連続写真で一気見!

昨年の「全米プロ」を初出場にして制覇し、メジャー初優勝を挙げたモリカワは、今回の全英オープンでも初出場にして勝利を挙げた。異なる2つのメジャー大会をどちらも初出場で制覇したのは史上初の大記録。モリカワはタイガー・ウッズを凌ぐ“スピード出世”をやってのけ、世界を驚かせた。昨年の全米プロで逆転によるメジャー初優勝を挙げたとき、モリカワは「とても興奮を覚えている。でも、勝つべくして勝った気がする」と言った。

その意味は、彼が思い上がっていたわけでは、もちろんない。モリカワの武器はアイアンショットの精度とパットの上手さであり、彼はその武器を生かして戦うことを知っていた。さらに言えば、その武器を、いつどんなふうに生かすかも彼は心得ていた。

思い描いたプラン通りにプレーできれば、必ず勝てるはず—。昨年の全米プロで、それができたと感じたからこそ、彼は「勝つべくして勝った」と語ったのだろう。あのときは、大混戦の中にいたモリカワが終盤16番のイーグルで一気に抜け出した。それが勝利の決め手となった。

今回の全英オープンでも、やっぱり正確なアイアンショットと着実なパットを生かしていたが、その生かし方は独特だった。

関連記事