• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • 特例が認められて出場の石川遼 「自分にはリスクがある」からこそ結果を求める | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

特例が認められて出場の石川遼 「自分にはリスクがある」からこそ結果を求める | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

“特別出場”の石川遼 日本タイトル防衛はなるか(写真は全米オープン)(撮影:GettyImages)

<日本プロゴルフ選手権 事前情報◇30日◇日光CC(栃木県)◇7236ヤード・パー72>

2019年に鹿児島県のいぶすきGCで開催された前回大会、ハン・ジュンゴン(韓国)とのプレーオフ1ホール目でイーグルパットを決め、派手なガッツポーズを見せた石川遼。3年ぶりのツアー優勝は多くの人を感動の渦に巻き込んだ。あれから2年、ディフェンディングチャンピオンとして今大会に臨むが、心構えを明かした。

この躍動感! 前回大会優勝時の石川遼【写真】

「日本プロでの連覇は非常に難しいことだと思います。なぜなら毎年開催コースが変わり、そのコースとの相性もあるからです。ただ、自分が優勝した大会の中では最も大きな大会ですし、なんとかコースを攻略して一番上に立ちたいですね」

表面上は明るい笑顔を見せていたが、その裏には並々ならぬ決意が隠されていた。本来なら6月17日からの「全米オープン」に出場したことで、帰国後に2週間の隔離期間を要するため、今大会には出場できなかった。しかし、倉本昌弘日本プロゴルフ協会会長や関係者の尽力もあり、五輪代表となった星野陸也とリザーブの石川には特例が認められ、出場可能となったのだ。ただし、ほかの選手と同じ行動は一切行えず、日曜日に帰国するとコース内のロッジに直行。大会期間中はコース以外の外出は認められず、接触が許されるのもお互いと帯同キャディだけだ。

そのコース内でも2メートル以内にはだれも近づけないよう、セキュリティや関係者数名が常に見張っている状態が続く。練習場も石川と星野だけ別エリアで行わなければならず、彼らが触れたものはすぐにアルコール消毒が行われる。ストレスがたまりそうだが、出場できなかったはずの今大会に参戦できることを考えれば十分我慢できる。

関連記事