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笹生優花の“規格外”の練習メニュー 両足2kgずつ+10kgのベスト着用で、50段を10往復できますか? | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

両足に重りを2キロずつ、上体には10キロのベストを着てトレーニングを行う(撮影:鈴木祥)

全米女子オープン」で優勝した笹生優花は、世界一のプロゴルファーを目指して、8歳のときから独自のトレーニングを積んできたのは有名な話。いまでは強じんな肉体と、世界トップクラスの飛距離を手に入れた。そのトレーニングの一部が6月24日発売のゴルフ雑誌、ALBA823号で紹介されている。

スイングだって規格外! 笹生が憧れるマキロイと徹底比較【連続写真】

8歳のときには250グラムずつだった両足の重りは、10年以上経ったいまでは2キロずつに増えた。そこに漫画『ドラゴンボール』の主人公、孫悟空が亀仙人のもとで重い亀の甲羅を背負って修行したように、笹生は20キロのベストも追加で着用する。これで自分の体重+24キロ。笹生はこの状態で30分のウォーキングを行った後、50段以上ある神社の階段を駆け上がる。

しかも1度ではない。一段一段が高い階段を10往復するのが、トレーニングの日課だった。「下りは高くて怖いから走れない」と恥ずかしそうに話す笹生だが、やっているトレーニングは“規格外”。そのあと「最高で2500回やったことがある」というスクワットも24キロの重りをつけたまま行うから驚きだ。

1.2キロのバットでの素振りは、フィリピン時代は100回がノルマ。ほかにはゴムチューブで体幹を鍛えたり、約3.6キロのメディシンボールを投げるメニューやランニングもある。パワーもさることながら、プレッシャーのかかる勝負所でスーパーショットを決めるメンタルは、過酷なトレーニングのなかで培われたに違いない。

こんなにトレーニングをして、親としては心配しそうだが、父・正和さんはなんのその。シーズン前のオフの取材では「体の使い方が上手くなれば、インパクトでのロスが少なくなる。いまはパワーを現状維持できるようにトレーニングしています」と答えるくらいだから、世界一を目指す親子の志は高いものがあった。そのとき愛娘は、笑顔を見せるほど余裕でトレーニングをこなしていた。東京五輪には出場の可能性が高いフィリピン代表を選んだが、結果的に日本代表でもランキング1位だったから恐れ入ります。

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