日本勢が勝てば史上2か国目の“アベックV”　“全米オープン”ってどんな大会？ | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

2位まで上り詰めたのが2017年大会（撮影：GettyImages）

4月の「マスターズ」で日本人男子初となる海外メジャー制覇を成し遂げた松山英樹が、メジャー2勝目を目指すのが17日（木）に開幕する「全米オープン」。今月は笹生優花が「全米“女子”オープン」を優勝したけど…、「そもそも全米オープンってどんな大会？」、「詳しくは知らないなぁ」という方も少なくないのでは。そこで、改めてどんな大会か紹介したいと思います。

これがマスターズ覇者・松山英樹のドライバースイング【連続写真】

■そもそも海外メジャーって？ そのなかで全米オープンの位置づけは？

まずは海外メジャーのおさらい。『4大メジャー』とも呼ばれるように、男子ゴルフのメジャータイトルは、松山が優勝した「マスターズ」、そして5月に行われた「全米プロゴルフ選手権」、今回の「全米オープン」、7月の「全英オープン」の4つ。すべての大会で勝つことを「グランドスラム」と呼ばれる。ちなみにタイガー・ウッズ（米国）は2000年の全米オープンと全英オープン連勝で達成。最終的にはこのあとも連勝して4連勝。「タイガースラム」と呼ばれる前人未到の偉業を成し遂げた。

4大会はそれぞれ主催者が異なっており、今回の全米オープンは全米ゴルフ協会（USGA）が主催となる。今大会は米国内の各地をはじめ日本やイギリスで予選会があり、プロだけでなくアマチュアも最終予選を通過した選手であれば出場資格を得られることから“オープン”と呼ばれる。

順延などがなければ毎年6月の中旬、第3日曜日が最終日となる時期に行われる。ただし20年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により9月に行われ、ブライソン・デシャンボー（米国）がうれしい初メジャータイトルを手にした。