調整可能な究極のディスタンスUT!? 米国コブラが『KING TEC HYBRID』を発表
3つのウェイトのうち、2つの12gの使い方で、打ちたい弾道を調整可能
米国コブラが『KING TEC HYBRID』なるウッド型UTをホームページで公開。トゥ、ヒール、真ん中後方に調整可能なウェイトを配した“TEC”を感じさせるUTだが、どんな特長があるのだろうか。
「究極のディスタンスハイブリッド。遠くへ飛ばすために役立つテクノロジーが満載。ソールを包み込む鍛造PWRSHELLフェースカップ、軽量のカーボンクラウン、調整可能なウェイトとロフトシステムにより、ティショットやロングアプローチショットで信頼できるパフォーマンスを発揮します」(同社HP)
カーボンクラウンで10gの余剰重量を生み、低重心化することで飛距離を伸ばすためにスピンを減らし、高い打ち出しを実現。ソール下部まで包み込む鍛造フェースカップで最高のスピードを出せるなど、たしかに飛距離にこだわったことは明白。コブラのUTと言えば、2本のバフラーレールが代名詞だが、今回それはなく3つのウェイトが。
「境界のないパフォーマンス。KING TEC HYBRIDは完全に調整可能なため、必要なショットを打つことができます。12gのタングステンウェイトを2つ、トウ、ヒール、フロントに配置できるので、フェード、ドロー、ストレート弾道を打つことができます。ロフトは ±1.5°調整可能で、希望するショットの高さと着地角度を実現できます」(同)
12gの2つを【トゥ側】にするとニュートラルからフェードバイアスの設定で、高打ち出し・低スピン弾道を求められる。反対に、12gの2つを【ヒール側】に配置すれば、ドローバイアスのフライトで、こちらは最高の打ち出しとなる。12gを【両サイドに分散】配置するとやや浅重心となり、ストレートな中・高打ち出しで最高ボールスピード・最も低スピンになるとか。
内部重心を調整可能なUTは、他社にも選択肢が極めて少ない状況。この『KING TEC HYBRID』をデシャンボー、ファウラー、レクシーらコブラ勢が使うのか、日本への導入はあるのか、引き続き動向を注視したい。
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