リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 稲見萌寧 -11 2 鈴木愛 -6 3 永井花奈 -5 西村優菜 -5 大里桃子 -5 6 黄アルム -4 小祝さくら -4 8 山路晶 -3 岡山絵里 -3 濱田茉優 -3 順位の続きを見る
“日本一”のバーディ娘・稲見萌寧（撮影：米山聡明）
＜中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン 2日目◇22日◇中京ゴルフ倶楽部 石野コース（愛知県）◇6486ヤード・パー72＞
前日の競技が悪天候のため中止となった“嵐の大会”で、とんでもない記録が生まれた。今季5勝の稲見萌寧が、圧巻の13バーディ（2ボギー）。わずか1ラウンドで2位に5打差をつける11アンダーで、単独トップに立った。
持ち前のショットは、「最低限という状態。当たりは悪いけど、ピンの方向には飛んでいる」と万全ではないなか、パットが冴えわたった。7連続バーディを記録した9番から15番では、3〜8メートルの距離を次々と沈め、後続との差を広げていった。この13個のバーディは、これまで森田理香子や申ジエ（韓国）らが持っていた11個のツアー記録を2個も更新するもの。記録のことは「あまり考えていない」というが、その名を歴史に刻んだ。
ちなみに、国内男子ツアーの18ホール最多バーディ（以上）も12個。倉本昌弘（2003年アコムインターナショナル第1R）や、石川遼（10年中日クラウンズ第4R）らが持つ記録をも上回ったことになる。男女通じて、1日で“日本一バーディを獲った選手”となった。
「もっともっと欲を出して、全ホールバーディを獲る気持ちで回りました」という強気が、そのプレーを後押しした。今年の11戦で4勝を挙げる強すぎる稲見が、すごすぎるゴルフを見せ優勝へ大きなアドバンテージを得た。
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