メジャーで躍動するベテランたち 34歳・上田桃子の優勝で「私も負けられない」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 高橋彩華 -12 2 大里桃子 -9 西郷真央 -9 西村優菜 -9 5 笠りつ子 -8 上田桃子 -8 岡山絵里 -8 臼井麗香 -8 9 金田久美子 -7 山城奈々 -7 順位の続きを見る
お互いに刺激し合う(左から)笠りつ子、上田桃子、菊地絵理香(撮影:鈴木祥)
<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 3日目◇8日◇茨城GC東C(茨城県)◇6630ヤード・パー72>
今年のメジャー第一戦「ワールドレディス サロンパスカップ」でベテランたちが躍動している。前週の「パナソニックオープンレディース」の予選通過者のうち、30歳以上の選手は60人中10人の16.7%だったのに対し、今大会では69人中20名の29.0%に増えている。深いラフに硬く速いグリーンというメジャーのセッティングで、ベテランの経験や技が生きるのに加え、パナソニックでの上田桃子(34歳)の優勝が、大きな刺激になっているようだ。
昨年から続く長いシーズンで、上田が勝つまで、30歳以上で勝った選手は申ジエ(33歳・韓国)だだけ。ここまでの23試合中20試合で10代と20代が勝利を収めている。いまの国内女子ツアーは、小祝さくら(23歳・賞金ランク1位)、古江彩佳(20歳・同2位)、稲見萌寧(21歳・同3位)、笹生優花(19歳・同4位)、山下美夢有(19歳・同11位)といった若く勢いのある選手たちが席巻しているといってもいい。
そんな流れのなかで、初日にトップに立ったのは笠りつ子(33歳)だった。笠は公式会見で同じ熊本出身で一つ年上の上田を引き合いに出し、「年齢が近い桃ちゃんの優勝を見て、私も頑張りたいなと思ったし、すごく桃ちゃんがゴルフのことを常に考えているのを間近で見ていて、負けられないと思いました」とコメントしている。
同様に初日3位タイの好スタートを切った菊地絵理香(32歳)は、「桃子さんの情熱とか向上心が衰えないのは、本当にすごいというひと言に尽きる。何かを言い訳にしてはいけないという気持ちにさせてもらえる、ありがたい存在だなと思います」と気持ちを奮い立たせている。
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