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失意の場所が1年後歓喜の舞台に 渡邉彩香が出場権喪失【リランキング泣いた人・笑った人】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

渡邉彩香の復活はうれしい限り(撮影:GettyImages)

2021年の公式戦初戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」が5月6日に開幕する。メジャー覇者を争うビッグトーナメントだが、その裏でもう1つし烈な戦いが繰り広げられる。それが今後の出場権争いだ。同大会終了後には、非シード選手を対象に出場権を見直すための「第1回リランキング」が実施される。それを前に、制度が導入された過去2シーズンのなかから、リランキングにまつわる“泣き・笑い”を紹介する。

渡邉彩香の直ドラが迫力満点【動画】

19年6月に行われた「アース・モンダミンカップ」2日目。ラウンドを終え、「これが自分の現状だと思った」と悔しさを押し殺すように話したのが渡邉彩香だった。

18年シーズンを賞金ランク55位で終え、5年間守ったシード選手の肩書きを喪失。それでも同51〜55位の選手に与えられる翌年の前半戦出場権は何とか手にした。しかしその年も、4月の「KKT杯バンテリンレディス」から6月の「リゾートトラスト レディス」まで7試合連続の予選落ちを経験するなど序盤から調子が上がらない。そんな状態で迎えたのが、終了後に第1回リランキングが行われるアース・モンダミンカップだった。

この開幕前、渡邉のリランキング順位は58位。中盤戦の出場権獲得の目安といわれた同40位以内を目指したが、2日間トータル4オーバーで予選落ちとなった。痛恨の獲得賞金0円で、ランクは62位まで後退。「結果が出なかったのが残念」とポツリつぶやいた。

出場優先順位が大きく下がったことで、そこからは主催者推薦や出場権が下りてきた大会に出場したが、最後まで狂った歯車は戻らず。獲得賞金348万5000円の賞金ランク115位でシーズンを終えた。それでも終盤戦の頃には、徐々に復調の兆しを口にし、実際、年末に行われたQTファイナルステージは19位でクリア。なんとか20年シーズン(後に21年と統合)の前半戦出場権は確保した。

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