金谷拓実は毎日“左足下がり”からアプローチし、“水平器”を使ってパッティング【プロたちのモーニングルーティン】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
スタート前は必ず左足下がりからアプローチし、練習グリーンでは水平器を取り出す(撮影:米山聡明)
今やYouTubeやSNSで何かと話題の「モーニングルーティン」。毎朝の決まった時間に決まった行動をとることを指す言葉だが、プロゴルファーの朝にもアマチュアが学ぶべき点がたくさん詰まっている。そこでプロのモーニングルーティンを紹介。今回はシーズン2勝を挙げて、賞金ランキングトップを走る金谷拓実の「関西オープン」3日目の朝に密着してみた。
21年初戦の「東建ホームメイトカップ」の優勝会見では、「(最終日も)いつも通りスタートの1時間30分前から練習をしていました」と語っていた金谷。トータル3アンダー・31位タイで決勝ラウンドに進んだ関西オープンの3日目も、8時スタートの約1時間30分前、6時28分にドライビングレンジに現れた。
ウェッジの片手打ちから練習を始めると、短いクラブから徐々に長いクラブに移っていき、最後はアイアンに戻してドライビングレンジでの練習を終了。持ち球のフェードを中心に球数は77球だった。次にアプローチ練習場に移動すると、ロブショット、バンカー、左足下がりと特殊なアプローチを練習する。
練習日から試合の4日間を通して、毎日決まって左足下がりからアプローチしていたのが印象的で、これを本人に聞いてみたところ、「どうかな…どう言えばいいんだろ…」となんだか歯切れの悪い。しばらくの沈黙の後、「丸く収めると、たまたまあそこから練習したかった(笑)。長い理由は言えないけど」と、真の意味は最後まで語られることはなかった。
練習グリーンに移動すると、建築現場で使うような水平器を持ち出して傾斜を測る。ちょうどいいフックラインを探していたようだ。朝の練習グリーンでは何を意識しているのか。「ストロークチェックというよりも、試合なのでグリーンのスピードだったり、短いショートパットを練習する回数が増えますね。タッチを合わせる練習のほうが多いかなとは思います」と金谷は説明する。
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