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「いるだけでうれしい」 田辺ひかりの“イラっ”を封じ込めた佐伯三貴の助言 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 永峰咲希 -6 2 田辺ひかり -5 3 藤田さいき -4 申ジエ -4 吉本ひかる -4 淺井咲希 -4 稲見萌寧 -4 古江彩佳 -4 9 笠りつ子 -3 渡邉彩香 -3 順位の続きを見る

お見事7バーディ! 田辺ひかり、初優勝を師匠の前で挙げられるか

お見事7バーディ! 田辺ひかり、初優勝を師匠の前で挙げられるか(撮影:上山敬太)

<フジサンケイレディス 初日◇23日◇川奈ホテルゴルフコース 富士コース(静岡県)◇6439ヤード・パー71>

ただいま売り出し中の田辺ひかりが7バーディを奪い、5アンダーの2位発進。悔やまれるのは出だしの2連続ボギーだが、「はじめての川奈ですが、苦手意識があったので、こんなものかなと思って」と意に介さず。終わってみれば後半の「31」もあって、首位と1打差のスタートだ。

グリップを短く持つ 田辺ひかりのドライバースイング【連続写真】

「今週は期待していなかったので」という無欲が好スコアを呼び込んだ。バーディはショットでピンに絡めたもの。「グリーンの目があって意識しすぎて、ロングパットは寄せきれなかった」とまだまだ不安は多いが、今週は心のよりどころが同じコース内で“プレー”しているのも気持ちを楽にしている。

そのよりどころとは、師事する佐伯三貴の存在。2019年11月をもってツアーの一線を退いたが、2勝を挙げているこの川奈の地で1年半ぶりのツアー出場。東日本大震災から節目の10年を迎えた東北は、学生時代を過ごした第2の故郷。そんな東北への思いや、弟子たちへの叱咤の意味を込めて臨んだ“復帰戦”で、佐伯は2オーバーの66位タイと出遅れたが、その佐伯からの助言が田辺を救っている。

佐伯は以前、「田辺は自分のミスを許せないタイプ」と話しており、そんな過去の経験から的確なアドバイスを送った。内容は『落ち着いてプレーするように』。田辺自身は出だしのつまずきに「イライラしちゃったんですけど(笑)、すぐ切り替えることができました」と、連続ボギーから立ち直ることができた。

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