藤田さいき好発進の裏に… 黄金世代が持っていない最大の武器 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 永峰咲希 -6 2 田辺ひかり -5 3 藤田さいき -4 申ジエ -4 吉本ひかる -4 淺井咲希 -4 稲見萌寧 -4 古江彩佳 -4 9 笠りつ子 -3 渡邉彩香 -3 順位の続きを見る
さすがはベテラン 35歳・藤田さいきが4アンダー好発進(撮影:上山敬太)
<フジサンケイレディス 初日◇23日◇川奈ホテルゴルフコース 富士コース(静岡県)◇6439ヤード・パー71>
今大会に出るのは18回目。前週の「KKT杯バンテリンレディス」で優勝した山下美夢有が19歳ということに話がおよび、「(生まれたくらいの年からプロとしてやっていることを)褒めてほしいくらい(笑)」と冗談を言って笑わせた35歳・藤田さいき。そんな山下ら新世紀世代をはじめ、黄金世代、プラチナ世代と続々と若手が台頭するなかで、4アンダーと好発進を決めることができたのは、彼女たちにない経験があったからだ。
今では「好き」と言える川奈も、出始めた当初は「とにかく難しくて楽しむ余裕なんてなかった」。それがいつしか「綺麗な景色を楽しんだり、グリーンの目とかが分かってきて楽しくなってきました」と来ることが嫌でなくなった。今では練習ラウンドでコースメモをほとんど見ずとも回れるほどだ。
クラブセッティングもこれまでの経験を生かした14本に。「今週はパー3でピンが奥に切られると距離が長いのでユーティリティが必要。また、5番アイアンも持っていたい。ウェッジも3本欲しい」と3番ウッドを抜いたセッティングに。このあたりも勝手知ったるコースだからこそ、ベストが見つけられる。
長くやる秘訣として心掛けている「無理をしない」は、高低差の激しい川奈では特に大事。「できるだけアップダウンのない道を模索しています。少し遠回りしてでも平らなところを歩く。上り切ったら水を飲むなど一度休憩する」。小さい部分に気を配れるのも経験あってこそ。体力がゴルフに直結することは身に染みてわかっている。
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