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片山晋呉のアイアン4本セッティングと、石川遼のスタンスシート それぞれの“対オーガスタ”【編集者たち思い出のマスターズ】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

当時の片山バッグ&スタンスをチェック中の様子(撮影:ALBA)

今年もゴルフの祭典がやってくる。4月8日に「マスターズ」が開幕。昨年はコロナ禍で11月に移ったが、今年は無事に4月に85回目を迎えようとしている。これまでの84の名勝負のうち、長年ゴルフ界を追ってきた編集者たちが思い出のワンシーンを振り返る。今回はゴルフ雑誌ALBA編集部で主に国内男子ツアーを取材し、現在はALBA.Netのニュース記事やレッスンコンテンツを担当する下村耕平。

4種類教えてもらいました 石川遼のアプローチスタンスシート【写真】
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マスターズの思い出といっても、実際オーガスタに行って取材をしたことはありません。(でも観戦しに行ったことはあります。)ALBAでは毎年毎年、マスターズ特集を組んできました。なんかマスターズって、ゴルフシーズン突入!という雰囲気がして、ワクワクしませんか。ゴルフ雑誌の編集者もそんな感じなんです。

マスターズ特集では、ある年はテレビ解説としてお馴染みの中嶋常幸プロに、飛距離別に4通りの攻略法を聞いたり。またある年は、伊澤利光プロが4位に入った2001年にバッグを担いでいたプロキャディの前村直昭さんに、オーガスタの名物パー3の難しさを取材したり。その中でも特に印象に残っているのが2010年。この年は日本から片山晋呉プロ、池田勇太プロ、石川遼プロの3人が出場しました。

09年に片山プロが日本人最高タイの4位に入っていたこともあって、「日本人もマスターズに勝てるのではないか」と期待が高まっていました。しかも出場するのは、当時最強の3人です。09年の国内男子ツアーでは石川プロと池田プロは4勝ずつを挙げて、石川プロが賞金王、池田プロは2位でした。

当時の企画会議で、3人それぞれにマスターズの意気込みを聞いて、オーガスタ攻略を切り口にした道具選びやレッスンを出すことに決まりました。3人合わせて15ページの巻頭大特集です。片山プロは合宿地の宮崎県のフェニックスカントリークラブ、池田プロは地元千葉の袖ケ浦カンツリークラブ袖ケ浦コース、石川プロは埼玉の自宅近くの私設トレーニングジムでそれぞれ話を聞くことに。私は片山プロと石川プロの取材を担当しました。

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