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持つべきは「素晴らしき同期の盟友」【舩越園子コラム】(No.166727) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報

スピースの復活Vはおあずけに その裏にあった盟友との物語とは?(撮影:GettyImages)

「プロアマ」という文字が大会名に付されていながらも、コロナ禍ゆえにプロアマ形式を断念し、4日間72ホールすべてがプロアマではない普通の形式で開催された今年の「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」。それを「今週こそはジョーダン・スピースの復活優勝!」と期待しながら見ていたファンは少なくなかったのではないだろうか。

日本で披露したスピースのドライバースイング【連続写真】

メジャー3勝を含む通算11勝を誇るスピースは、2017年の「全英オープン」を制して以来、優勝から遠ざかり、不調に喘ぎ続けること、すでに3年以上になる。だが、2週前の「ウェイスト・マネジメント・フェニックス・オープン」では18年以来初めて最終日最終組で回って4位タイになり、「グッドサインだ」と手ごたえを感じていた。

しかし一方では、スピース復活までにはもう少し時間がかかりそうなサインも垣間見えていた。最終日、優勝争いに絡んでいながら15番でも17番でも池に落として後退したことは、長引くスランプの間にご無沙汰してしまっている「勝ち方」を、彼がまだまだ思い出せてはいないことを物語っていた。

そして先週、スピースは初日から好調なゴルフを披露し続け、2位に2打差の単独首位で最終日を迎えた。「とてもいい感触だ」と、4年ぶりの復活優勝に自信さえ覗かせていた。

だが最終日はショットが乱れ、パットも入らず、ぐんぐんスコアを伸ばす他選手たちに追い抜かれ、徐々に後退していった。終盤、自身の優勝の可能性がほぼ無くなった途端に調子を取り戻して2連続バーディを奪ったことは、この日の彼のパフォーマンスが明らかにプレッシャーの有無によって左右されていたことを示していた。

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