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豪快なショットだけじゃない! 佇まいはまるで“賞金女王”【ルーキーたちの中間通信簿・笹生優花】(No.165041) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報

佇まいも強者のそれだ

新型コロナウイルス感染拡大の影響により開幕戦から中止が相次ぎ、2020-21年の統合シーズンとなった国内女子ツアー。イレギュラーなスケジュールのなかで、歴代最高クラスと呼ばれた19年のプロテストを勝ち上がったルーキーたちの戦い方はどうだったのか。一区切りのついたこのタイミングで、中間通信簿として、19年まで同じ選手としてプレー、20年から解説者として彼女たちのプレーを見守ってきた大江香織が5段階で採点する。

まるでマキロイ!笹生優花のドライバーショット【連続写真】

今回はド派手なデビューを飾った笹生優花。トレーニングで磨かれた恵まれた体から繰り出されるローリー・マキロイ(北アイルランド)を参考にしたというスイングは圧倒的な飛距離を叩き出し、ツアー本格再開となった「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」、そして「ニトリレディス」と初優勝から連勝を飾った。その後は勝ち星には恵まれなかったものの、現在賞金ランキング1位。そして海外メジャー「全米女子オープン」に出場するなど、一躍ツアーの中心選手となった19歳をどう評価するのか。

成績・・・★★★★★
笹生さんの成績は…「すごい」しか出てこないですよね。いきなり世界で活躍できそうなルーキーが日本ツアーにも増えてきたなという気がしますが、笹生さんはその代表だと思います。韓国ツアーだと新人からいきなり活躍して、すぐにアメリカに行って活躍したりするじゃないですか。昔の日本ツアーは、そういうのがなかったと思うんですけど、最近はそういった傾向も出てきた。そういったことを感じさせてくれました。ケチをつけるところなんて一切ないですよね。こういう選手が出てきてくれてうれしいです。

飛距離・・・★★★★★
なかでもスコアが出る軽井沢、そしてツアーでも屈指の難易度の小樽の両方で勝てたのはさすがというほかありません。しかも、2つともルーキーの笹生さんにとってはプロとして初めてのコースでした。ニトリはアマチュア時代に出場しましたが、それはあくまでアマチュア時代のことです。

初めてのコースでそこまで活躍できているのは、やはり飛距離があるからです。あれだけ飛んで曲がらなかったら、芝とかの違いはあまり関係なくなってきますよ(笑)。芝の影響を受ける、と言い始めるのはロングアイアンより上の番手。ユーティリティとかウッドとかでグリーンを狙うとき。そういった時は影響があると思いますが、ショートアイアンなら上から打てるからそこまで影響はないと思います。飛距離は相当アドバンテージだと思います。洋芝やグリーンの硬さへの対応も楽にしてくれますよね。

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