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渋野日向子が見せた悔しさの違い 過去との決別からの全米V争い【記者が見た2020年名場面】(No.164780) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報

予選落ち後の練習で悔しさを振り払うように打ち込んだ渋野日向子(撮影:村上航)

2020年もまもなく終わり。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で国内男子6試合、国内女子14試合となってしまった。21年まで続く異例のシーズン。短い時間ではあったが、今年も多くの名場面が生まれた。そこで印象に残ったシーンをALBA.Netの記者が勝手に選定。今回は渋野日向子が国内復帰戦で見せた“悔しさ”について。

悔しさを胸に暗くなるまで打ち込んだシブコ【写真】

国内開幕戦となった6月の「アース・モンダミンカップ」で予選落ち。“連覇”が期待された全英を含むスコットランド2戦でも決勝ラウンドに進めずに日英3連戦がまさかの予選敗退という結果。夏場は、落胆の表情を浮かべる渋野日向子の姿が目立った。

海外の大会においては、リモート会見やオンラインインタビューという形で渋野の声をパソコン上で見る機会は増えたが、プレーを生で見ることもできず、微妙な表情の移り変わりや言葉の微妙なニュアンスも読み取れない。その渋野の“生声”をようやく聞くことができたのが10月の終わり、実に9カ月ぶりだった。

大きな期待を背負い戦った海外遠征2カ月。結果は周囲の“勝手”な期待とは“乖離”していた。遠征最終戦となった「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」後には、「メジャー覇者の肩書きを捨ててもいい」と、過去との決別まで表明した。そして迎えた「樋口久子 三菱電機レディス」。久しぶりに見た“生”渋野は、まだ迷っているように見えた。

初日こそホールインワンを達成するなど華々しい国内復帰に見えたが、どうにも調子が上がらない。グリーン周りのアプローチで苦戦し、短いパットも決まらない。初日のエースで稼いだ2アンダーは2日間もたずにトータル5オーバー・65位タイという結果で予選落ちだった。

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