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ウェルネスにECC 通信制ゴルフ部の“ほどよい距離感”【高校ゴルフ選手権特別大会】(No.164522) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報

女子を制した埼玉栄(左)と、男子を制した日本ウェルネス(右)(撮影:福田文平)

<全国高等学校・中学校ゴルフ選手権特別大会 最終日◇18日◇COCOPA RESORT CLUB 三重白山GC(中学)・白山ヴィレッジGC(高校)>

今年、男子の部で大会初制覇を果たしたのが日本ウェルネス高等学校。通信制の学校で、プロでは今年優勝争いを演じた石坂友宏、稲見萌寧などが卒業生だ。

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全日制の学校に比べ、練習は個々での裁量が大きい。「こういう大会でしか、あんまりみんなと行動する機会がないんです」と語ったのは、最終日に「66」をマークしてチーム優勝に貢献した細谷幹(日本ウェルネス高校・1年)。「僕は寮にも入っていなくて、個人で練習しています」と、自宅近くの練習場を拠点としている。基本的には個々で練習を行うため、チームメイトと顔を合わせる機会は少ないが、学校で合同ラウンドなどを実施。逆に、学生寮には練習場やゴルフコースが隣接している。

女子の部を16位で終えたECC学園高等学校(滋賀県)も、今年できたばかりの通信制。こちらも練習は個々で行いつつ、アドバイザーとしてプロトレーナーなどを招いて講習を実施。今年はコロナ禍で実施できなかったが、定期的に合宿なども予定していた。

「なかなかみんなで集まる機会がありませんが、“ちょうどいい距離感だね”って、みんなで話していたんです」と語ったのは、同高校1年の安井愛。本大会の練習ラウンドで久々に仲間と顔を合わせ、今週はみんなで同じ場所に宿泊。「月に1回会うか会わないかくらいですが、個々でやりつつ、集まったら団結力もある。来年は新入生が8人来るので、来年の団体戦はしっかり団結してやっていけたらいいなと思います」と気合いを入れた。

個々で力を磨きつつ、仲間との切磋琢磨も忘れない。そんな“ほどよい”距離感が、通信制の活動の特徴なのかもしれない。

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