予選落ちの少なさは“さすが” 上位に行くために身に付けるべきもの【ルーキーたちの中間通信簿・吉田優利】(No.164288) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報
予選落ちの少なさとパッティングのうまさが光った
新型コロナウイルス感染拡大の影響により開幕戦から中止が相次ぎ、20-21年の統合シーズンとなった国内女子ツアー。イレギュラーなスケジュールのなかで、歴代最高クラスと呼ばれた昨年のプロテストを勝ち上がったルーキーたちの戦い方はどうだったのか。一区切りのついたこのタイミングで、中間通信簿として、昨年まで同じ選手としてプレー、今年から解説者として彼女たちのプレーを見守ってきた大江香織が5段階で採点する。
今回はアマチュア時代に日本女子アマ、日本ジュニアの2冠を達成した吉田優利。プロテスト合格後、ファイナルQTで20位に入り出場資格をつかんだ吉田は、途中離脱することなく今季12試合に出場して2020年の戦いを終えた。そんな1年を大江はどのように評価するのか。
成績・・・★★★★☆
予選落ちが3回で失格が1回。それ以外は全て予選を通っているんですよね。その安定感はいいものがあると思いますし、予選落ちをしないということはトータルでいいゴルフだと思います。安田(祐香)さんのときも言いましたが、ルーキーとしては十分すぎる成績です。
ただ、吉田さんの実力からいったらまだ十分に出しきれていないと思います。予選を毎回ポンポンと通れる選手って苦手なものがそんなにないと思うんです。だけど、そこからさらに上に行くにはそのなかでの得意、これだというものを伸ばしていくしかないのかなと思いますね。苦手を底上げするよりも、得意なものをどうやって伸ばすのかが大事だと個人的には思います。
パッティング・・・★★★★★
吉田さんにとって、その1つがパッティングだと思います。以前、同じ組で回ったときに「上手だな」と感じました。とても自信を持って打っているように見えましたし、距離感も良かった。ボールの転がりも良くて、「パターが好きなんだろうな」とひしひしと感じました。
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