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今だからこそ地域密着大会を増やすことを考える【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】(No.160475) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報

レギュラーツアーの開催はないがステップ・アップ・ツアーが盛り上がる広島県開催の中国新聞ちゅーピーレディースカップ(撮影:福田文平)

プロのゴルフツアーを健全な形で普及させるには、それぞれの土地で地域に密着することは欠かせない。地元での試合に地元選手が出場するだけで応援する気持ちは強くなる。ゴルフファンでなくとも、試合が身近なものになるからだ。近くでやっている楽しいイベントとして位置付けられれば、足を運ぶ人も多くなる。地元スポンサーが付けばそれに関連する人は注目する。小中学生を授業の一環として招待する。保育園や幼稚園単位で遊びに来てもらう。高校生にはボランティアで参加してもらう。高齢者施設を選手たちが訪問する…、アイデアはいくらでもある。

渋野日向子のドライバースイングを米国で撮影【連続写真】

コロナ禍で、東京一極集中が崩れかけ、様々な地域に暮らしながら仕事をするスタイルが注目されている。これまでは、地方にいたくてもなかなか仕事がないことから都市部へ、都市部へと人が流れていた。だが、リモートワークが一気に普及したことで、可能な職種が激増した。

それでも、地域の意識の差は大きい。昼過ぎにNHKローカル局のニュースを見るとがく然とするほどこれがはっきりする。正午の”お昼のニュース“の少し後に始まるこの番組は、日替わりで、あちこちの曲のニュースを流している。鹿児島、熊本、山梨…。地元ならではのニュース中心で、以前はむしろ微笑ましいくらいの気持ちで流していた時間帯だ。

ところが、このニュースへの気持ちがコロナ禍で一変した。「●●高校で感染者がひとり出ました。学校は休校となり消毒しています」といって学校の映像が出るのはよくある話。今日は某県某市で教員が観戦したニュースが流れた。いずれも、個人を特定しようと思えばできるのではないか、という伝え方だ。

感染者数も桁違い。東京では毎日の感染者数が100人を切ろうが200人を越えようが、淡々と数字だけが伝えられるようになっているのだが、ひとり、2人のところは逆にその人が責められるような状況だと聞く。

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