「寝起きが悪いから…(笑)」 金谷拓実が決勝に向けて“覚醒” (No.159764) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 河本力 -5 2 谷原秀人 -4 杉原大河 -4 桂川有人 -4 今平周吾 -4 6 市原弘大 -3 池村寛世 -3 8 内藤寛太郎 -2 関将太 -2 谷口徹 -2 順位の続きを見る
初日に続いて2日目も、上がり2ホールを連続バーディで締めた(撮影:佐々木啓)
<日本オープンゴルフ選手権 2日目◇16日◇紫カントリークラブ すみれコース(千葉県)◇7317ヤード・パー70>
2オーバー・48位タイから出た金谷拓実(東北福祉大4年)。この日はボギーが先行、4番ホールでは2日連続でダブルボギーを喫する場面もあったが、「ミスは続いていましたが、自分がやるべきことをやっていれば必ずバーディが獲れると思っていた」と持ち直してトータル1オーバー・19位タイへ順位を上げ、予選通過を決めた。
これまでも、初日に伸ばしきれないことが課題だった。昨年アマチュア優勝を果たした「三井住友VISA太平洋マスターズ」でも、18年の「アジア・パシフィックアマチュア選手権」で優勝したときもそうだった。「寝起きが悪いからですかね…(笑)」と冗談めかしたが、トーナメント独特の雰囲気や、初めてのコースへの慣れの要素が大きい。
それでも持ち前の冷静さで修正点を洗い出し、「昨日よりグリーンが速くなっていたので、パターのリズムを意識した」と速くなりがちなストロークにひと呼吸、6つのバーディを奪取。アマチュア時代に参戦した本大会で見せた、公式戦独特の雰囲気やプレースピードの速さにペースを乱された姿は、微塵も感じさせなかった。
プロ転向して初戦とはいえ、本大会には何度も出場し3度ローアマチュアを獲得、17年には2位に入った。ツアーで史上4人目のアマチュア優勝も達成し、世界アマチュアランキング1位に立つなど十分すぎるほどの経験も積んできた。「しっかり自分らしいプレーをして、スコアをどんどん伸ばしていきたい」と、コースを知ってひとたび目を覚ませば、ここからは上がっていくのみだ。(文・谷口愛純)
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