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10番ではUTで驚異のアプローチ! 畑岡奈紗はなぜ難しいメジャーで『64』が出せたのか?(No.159533) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報

19年からコンビを組むキャディのグレッグ・ジョンストン氏は、かつてジュリ・インクスターやクリスティ・カーのキャディを務めた大ベテラン(撮影:GettyImages)

先週行われた「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」最終日に、畑岡奈紗は「64」と猛追し3位フィニッシュ。海外メジャー制覇の可能性を十分に感じさせるプレーを見せた。渋野日向子がトータル11オーバー、河本結がトータル9オーバーまでスコアを落とす難しいメジャーのセッティングで、畑岡がトータル7アンダーまでスコアを伸ばせた要因はどこにあるのか。この大会のTV解説を務めた石井忍に話を聞いた。

メジャー制覇に一番近い! 畑岡奈紗のドライバーショット【連続写真】

■ピンチの場面で、驚異のイマジネーションを発揮

石井は畑岡の印象的なプレーとして、最終日10番ホールの「ユーティリティでアプローチをした場面」を挙げる。10番は左手前に池がある398ヤードのパー4。ドライバーで打ったティショットをミスし、右の木に当たってツマ先下がりのラフに落ちるピンチを迎えた。

「ティショットでは左からの風を嫌がって体がめくれ、ボールが右に飛んでしまったんです。そこから左手前の池をケアしながら、グリーンの右サイドに低く打ち出して、グリーン右横に外しました」。3打目は砲台グリーンに対して、ボールからグリーンエッジまでの距離は7ヤードで畑岡の身長ほどはあるかという強烈な上り。グリーンに上がるとエッジからピンまで20ヤードほどはある状況だった。

「かなり難しいアプローチだったのに、ジャッジがすごく早かった。ティショットでミスした時点で、そこまで想像できていたのでしょう。アプローチの選択肢はいくつかあったと思うんですけど、畑岡選手が打つ前にシャドースイングをしたときの振り幅がすごく小さかったから、FWかUTで絶対に転がすなと思いました」

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