• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • 女性ゴルファーのためにJLPGAがするべきこと【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】(No.158837) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報

女性ゴルファーのためにJLPGAがするべきこと【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】(No.158837) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報

小林浩美会長の手腕が求められる(撮影:鈴木祥)

日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)が持つ可能性と役割について、改めて考えてみた。オフィシャルウエブサイトには、こうある。「一般社団法人日本女子プロゴルフ協会は、女子プロゴルファーの資質の向上並びにゴルフの技術、ルール及びマナーの研究・指導を行うことにより、女子プロゴルフ界の健全な発展を図り、もって国民の心身の向上及び国際親善に寄与することを目的とする」。最後のセンテンスを読めば、女子プロゴルフ界のことだけを考えていればいいというものではないのがよくわかる。

原英莉花の歓喜の口づけ

「プロゴルファー」には、ツアーで活躍する者だけでなく、レッスンをする者、テレビ解説をする者など様々な種類がいる。そのいずれもが、アマチュアゴルファーに支えられているのはまちがいない。ツアーを支えるファンの多くはゴルファーだし(そうでないファンを増やすのも大きな課題だが)、レッスンを受けるのはゴルファーだ。つまり、アマチュアゴルファーが減ってしまっては、プロゴルファーの仕事は成り立たない。

ゴルフ人口が年々減る中、これをストップさせるのは、業界の大切なテーマとなっている。中でも、比率の低い女性ゴルファーを増やすこと。ゴルフ業界15団体からなる日本ゴルフサミット会議でも、2019年、2020年と続けて女性ゴルファーの創造(開拓)をゴルフ活性化への取り組みに上げている。JLPGAもサミット会議の一員だ。

『創造』という上から目線の言葉を使っている時点でどうかとは思う。「神にでもなったつもりか?なんで上からなんだ?」と言う感覚があるからだ。『創造』されるのではなく、自発的に行動してゴルフをするのが当たり前だからだ。業界が、それを促すための方策を考えるのなら「女性にゴルフをしていただく」と言うスタンスが伝わって来なければならない。

話がそれたが、どうしたら女性ゴルファーが増えるのか、と言うテーマのディスカッションは、機会があるごとに行われている。そんなとき驚くのが、ゴルフ歴が長くとも、業界での仕事歴が長くとも、男性ゴルファーの気づかないことがあまりにも多いと言うことだ。

関連記事