「信じるもの」があればこそ【舩越園子コラム】(No.158195) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報
キャサリン夫人(左)とハドソン・スワフォード 紆余曲折を経ての3年ぶりVだ(撮影:GettyImages)
「ライフは素晴らしい。ゴルフはとても難しい」とは、ゴルフ界の偉人が残した名言というわけではない。米ツアーは早くも新シーズンが開幕。その2戦目としてドミニカ共和国で開催された「コラレス・プンタカナ・リゾート&クラブ選手権」を制し、通算2勝目を挙げた33歳の米国人、ハドソン・スワフォードが感極まりながら口にした言葉だ。
ジョージア大学を卒業後、2011年にプロ転向したスワフォードは、下部ツアーを経て、2014年に米ツアーに辿り着いたが、目立った成績は皆無に近い日々。だが、地味に、地道に、米ツアー選手として戦い続けていた。
初優勝を挙げたのは、それから3年後の2017年。シーズン序盤の「キャリアビルダー・チャレンジ」(現ザ・アメリカンエキスプレス)を制し、初めてスポットライトを浴びた。
その年の春、「マスターズ」に初出場。結果は予選落ちだったが、「夢が1つ叶い、心躍る春だった」。その夏、初めて世界選手権シリーズの「ブリヂストン招待」に出場。2日目の15番でホールインワンを出し、大きな注目を浴びた。そのとき手にしたのは6番アイアン。「僕が一番信頼しているクラブ」だった。
振り返れば、その2017年は彼のそれまでの人生で最も輝いた最高の年で、右足の故障が悪化した2018年からは、彼のキャリアは下降線を辿っていった。
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