ニューエラが岡本太郎とコラボ。うん、新しい!

岡本太郎の蝋人形に実際に被らせたイメージ画像

ゴルファーの間ですっかり根付いた感のある、キャップの老舗・[ニューエラ]()は岡本太郎のアート作品をフィーチャーしたコラボレーションシリーズを披露した。

これを祝して開催されたトークイベントでは、岡本太郎記念館・館長の平野暁臣氏や、大阪在中のレゲエミュージシャン・RED SPIDERが登壇し、『岡本太郎』&『ニューエラ』のコラボについて意見交換をしていた。

「アーティスト、岡本太郎の作風の原点は、日本人らしさを縄文時代に求めたことにある。日本人が古来から持つ、目に見えないものを畏怖し、自然と共生する生き方、パワー。縄文土器から発せられたものを太郎はそんな風に解釈し、アート作品を生む原点になっていたのです。ニューエラのキャップも歴史は長いが、キャップという変わらないフレームに常に新しいものを採り入れる自由さ、パワーがありますね。太郎の作品を遠慮せず思い切ってアレンジした心意気を買います」(平野氏)

「ボクは大阪で生まれ育ち、いまも住んでいるから、岡本太郎さんの(万博記念公園にある)『太陽の塔』は、あって当たり前の存在。アーティストとしてはおっかない雰囲気を感じたけど、今回のニューエラとのコラボは面白い。特に、近鉄バッファローズモデルのキャップは本当に欲しい! 帰りにもらえないかな……」(RED SPIDER)

肝心の新シリーズだが、『太陽の塔』や『こどもの樹』に加え、RED SPIDERが気に入った『近鉄バファローズロゴ』のシリーズを現代風にアレンジ。岡本太郎が亡くなったのは96年で、これらの作品を生んだのは数十年前。ところが、新作のキャップを見ると、時を重ねても色あせない“新しさ”を感じるのが不思議なところ。

ちなみに、『大阪万博』『近鉄バファローズ』などから、岡本太郎と大阪には縁があるように感じるが、出身は神奈川県で、平野氏によると「大阪との絡みは万博のみ」とのこと。

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