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アメリカ人も「風に強い」と唸る、ミズノ『RB TOUR』 ボール、2月22日世界同時発売!

PGAショーで、ミズノが世界同時発売のボールを発表!(撮影:岩本芳弘)

ミズノから新商品発売の連絡が届いた。

「ゴルフボールの新製品『RB TOUR』、『RB TOUR X』を2月に世界同時発売します。ゴルフボールの世界同時発売はミズノでは初めてです。1月22日に米国フロリダ州オーランドで開催されたPGAマーチャンダイズショー2019のデモDayで公開され、日本では2月22日から発売します。価格はオープンです」(同社広報)

■最大の特徴はディンプル底の小さな【C-Dimple】

『RB TOUR』、『RB TOUR X』は、ツアープロが使用するクオリティを持ち、アスリートゴルファー向けのボールとして開発された。「最大の特長は、ミズノ独自の円錐台形ディンプル構造【C-Dimple】を採用し、飛距離低下の原因となる抗力を低下させて力強い弾道を実現したこと」だとか。

「ゴルフボールはディンプルとバックスピンにより揚力が発生し、ボールが高く上がり飛距離が伸びます。一方、ボールの推進力に伴い飛翔方向とは反対の抗力が発生し、飛距離低下の原因になります。『RB TOUR』と『RB TOUR X』は、ディンプルの底面と側面をフラットにした【C-Dimple】を採用。一般的なボールのディンプルに比べて抗力を低下させ、強弾道で飛距離アップを可能にします」(同)

また、両モデル共に【4ピースデュアルコア構造】を採用。「アスリートゴルファーの求める大きな飛距離性能と高いスピン性能を発揮する」のだとか。『RB TOUR』はドライバーの吹き上がりを抑えたい人向け、『RB TOUR X』は中高弾道で飛ばしたい、またグリーン周りのショットを重視したい人向けに設計されている。

■PGAショーで初お目見え。ミズノのボールにアメリカ人の反応は?

ALBA.netは、PGAショーで行われた『RB TOUR』シリーズの発表に参加。そして、デモDAYでアメリカ人のアマチュアたちの試打インプレッションも幾人かに聞いた。その反応が下記だ。

「普段は『SRIXON Z STAR』を使っているんだけど、他のツアーボールと遜色ないと感じたね。ご覧のとおりデモDAYの会場は、今日も結構風が強いんだけど、『RB TOUR』は風に強いんじゃないかな。アゲインストでも吹け上がらずに、前に飛ぶ強い弾道が出ていた。コースでも使ってみたいと思わせるね」(黄色いポロシャツを来たハードヒッター)

「ボクは普段は『プロV1』を使っている。『RB TOUR』ボールはとてもいいフィーリングだったよ。風に強い印象を受けた。打感もソフトでGOODだね」(青いウェアの中距離ヒッター)

「『RB TOUR』はフィーリングがソフトで気に入ったよ。風の中をペネトレイト(突き抜ける)するような強い弾道が打てた。球を高く打ち出せるのに、吹け上がってないからバックスピン量も少ないんじゃないかな。とても良い感触だった」(白いキャップのアベレージヒッター)

23日に現地で行われた発表会。登壇した同社ゴルフ事業部のジェレミ−・ガルベス氏は、「ミズノはアメリカではアイアンカンパニーとしての認知が強いが、これまで日本と欧州ではボールの企画開発に蓄積がある。その成果として今回、抗力を下げる効果のある【C-dimple】の開発に至った。市場で高いシェアを確立している他社ボールと『RB TOUR』ボールを比較検証して、定量的(トラックマンやロボットテスト)に十分な競合優位性を確認できたので、アメリカでも発売することになった」と胸を張る。

これまでアメリカでは[ミズノ]()のボールに興味津々といった様子だった。

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