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キャロウェイ『クロムソフト』『同X』4月中旬デビュー。新作ボールがきっかけでアン・ソンジュ、アン・シネが契約!

上田桃子「とにかく前作との違いは初速の早さです。アマチュアのみなさんにも感じてもらえると思います」

26日、キャロウェイゴルフ本社にて、新『クロムソフト』『クロムソフトX』ボールの発表会が行われた。同社寺門氏によれば「開発陣はツアープロの求める理想のボールを徹底的に洗い出した結果、ロングショットでのボール初速を極めることにしました。そしてより高いレベルの製品を作るため、米国のボール工場の設備投資に約55億円をかけた」と話す。

■大径コアとウレタンカバーの極薄化。新『クロムソフト』は音が別次元!

まずは、『クロムソフト』の前作との違いを見ていくと、前作よりもインナーコアが34%大径化し、ウレタンカバーも10%薄くなった。同社はこう説明する。

「新素材グラフェンの注入で話題をさらった、『クロムソフト』がさらにレベルアップを果たしてリニューアルしました。独自のデュアル・ソフトファスト・コアは、インナーコアが前作からさらに大型化。これにより、余分なスピンが減少し、強くて高い大きな弾道を生み出します。さらに、新しいアイオノマー素材を採用したハイスピード・マントルと、より極薄化を果たしたウレタンカバーなどが加わることで、ドライバーやアイアンでのショット時にコアのエネルギーを最大化。ボール初速に変換し、ショートゲームにおけるスピン性能も大きく向上しました。柔らかいのにぶっ飛ぶパフォーマンスのさらなる進化に、きっと多くのゴルファーが驚かされるはずです」(同社広報)」

発表会時に配られた新しい『クロムソフト』を早速編集部は室内試打で新旧を打ち比べてみた。テスターはヘッドスピード43〜50m/sの3名だが、全員が同じ感想を持った。「圧倒的に新作の方がソフトに感じる。ウェッジのリフティングでも、短い距離のアプローチでも音が静か。アイアンショットでも音が静か。ドライバーも音が静かで、前作が高音だったのが、新作は明らかに低く球持ちのいい音に変わってよりソフトに感じる。特にドライバーで芯を外れた時に変な音がするケースが多いが、新しい『クロムソフト』だと、芯を外れてもいい音に感じるほどフィーリングがソフト」。

なお、「新作ボールがきっかけで契約に至った」と話すアン・ソンジュも『クロムソフト』と『クロムソフトX』で甲乙つけがたく、現在迷っている途中だそう。ボール契約を新たに交わしたアン・シネも「新しい『クロムソフト』をテストして自分が求めていた飛距離・理想の弾道が得られたので、すぐ気に入りました。キャロウェイのボールで戦うのが楽しみです」と話している。

重永亜斗夢も自己最高を更新!圧倒的な初速の新『クロムソフトX』

次はハードな方の『クロムソフトX』。前作との違いはこちらもコアの大径化。前作はデュアルコアだったが、シングルコアとなり、インナーコアのサイズが117%に大型化し、ウレタンカバーは15%も薄くなった。同社はその設計をこう説明する。

「ツアープロからの要求を基に開発された新しい『クロムソフトX 』は大幅に向上したボール初速、それに伴う高い飛距離性能が特徴です。コアには新開発のサイズアップされたシングルのソフトファスト・コアを搭載。新たに設計されたハイスピード・デュアルマントルと連動することで、これまで以上に高いボール初速が可能に。また、極薄ながらも強い反発力を持つ新しいウレタンカバーも、飛距離性能の向上に貢献。また、2層のマントルとともに、高い次元でのスピンセパレーションも実現しています。ソリッドなフィーリングを好む、ヘッドスピードが速いゴルファーに、これまで以上のアドバンテージをもたらします」(同社広報)

▶上田桃子、相反する2つを叶える新兵器を絶賛 今季は「なるべく早く勝ちたい」

登壇した上田桃子はドライバーの初速だけでなく、ミドルアイアンの止まりやすさが増すなど、総合的な実力アップを実感しているよう。「とにかく前作との違いは初速の速さです。アマチュアのみなさんにも感じてもらえると思います。インパクトした瞬間、ザッ!と、イメージより速く出て行きますし、私の感じだとより前作よりしっかりした打感に感じました。ボールには初速とともに、スピンがしっかり入るかをすごく求めます。矛盾しているかもしれませんが、ゴルフは飛べばいいわけではありません。距離感もとても大事。だけど、年々パワーゲームになっていく中で飛距離も欲しい。このボールには両方が組み込まれているからすごいんです」(上田桃子)

横峯さくらも「このボールがきっかけで[重永亜斗夢]()のトラックマンデータも強烈だった。前作のボール初速の平均が『69.85m/s』で平均飛距離が『292.95y』だったところ、新作は『71.3m/s』と1.45m/sボール初速が上がり、『300.75y』と7.8ヤードアップに成功。トラックマン試打で読み上げられた『71.6m/s』の数字に耳を疑い、「それ、ボクの自己最高なんですけど……」と驚いていた。

発売は4月中旬。『クロムソフトX』にはパッティングのアライメントで使いやすい「トリプル・トラック」テクノロジーを採用したホワイト1色。『クロムソフト』は、無地のホワイトに加え、「トリプル・トラック」の入ったホワイトとイエロー、サッカーボール柄の「トゥルービス」を含めた4機種から選べる。

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