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クリーブランド『FRONTLINE』パター、9月発売。後方重心より【前方重心】が入る!?

クリーブランド『FRONTLINE』パター。こんなに後ろに長い形でも、【前方重心】です…

米国[クリーブランド]()独自のアライメント、 フェースミーリングが真っすぐで正確なパッティングをサポートする」とあるが、その特徴を見てみよう。

■「前方」重心の方が「後方」重心より入る!?

「オフセンターヒットするとフェースのブレを伴い、ボールの進行方向に影響を与えてしまいます。そこで、フェースのトゥとヒール部分に【高比重タングステン】を採用。左右方向の慣性モーメントを大きくし、フェースのブレを抑えます。また【前方重心設計】により、オフセンターヒット時の方向のズレを軽減。思った所への真っすぐなパッティングをサポートします」(同社HP)

と、タングステンをフェースに配置、シャフト軸から重心が近い【前方重心】となっていた。大型マレットの『ISO』や『CERO』、ツノ型の『ELEVADO』は、通常他社品ならシャフト軸から重心が離れた【深重心】でもおかしくないが、左右方向の慣性モーメントを上げた【前方重心】の方が、スクエアに当たりやすいのだとか。

これについて米国サイトでは「(深重心が良しとされる)現状を忘れてください。これが新しいパラダイムです。前方の重心は後方の重心よりも優れていて、ミスヒット時のギア効果が減少し、真っすぐなパットを打つのに役立ちます。タングステンフェースウェイトで精度が向上し、より少ないストロークでより多くのパットを沈められます」と、新機軸をアピールしていた。

■モデル毎にパターンが異なるフェースミーリング

スクエアヒットだけでなく、均一な距離感のためにフェースミーリングも工夫されている。

「各モデル毎にヘッドの慣性モーメント(MOI)に合わせて、パターンが異なるフェースミーリングを搭載。これにより、トウ側やヒール側にミスヒットしても、安定したボールスピードと距離感が得られます」とし、打点がブレても転がりが安定するのだとか。

■独自の【2135アライメント】をトップブレードに

『ELEVADO』『ISO』『CERO』には、同社独自の改良された【2135アライメント】が配置されており、ボールの中心を捉えやすくなっている。

「一般的なアライメントでは、アドレス時の目線がボールの真上にない場合、ボールのセンターからズレた位置にセットしがちです。そこで従来モデルでも好評の【2135アライメント】を、より合わせやすいようにトップブレードに搭載。ボールの中心の高さである21.35mmで構えられるため、目線がボールの手前や先にある場合でも、常にボールのセンターに合わせた正確で再現性の高いアドレスを実現できます」(同)

『ブレード』『ELEVADO』『CERO』『ISO』の全4機種とも、ロフト角は3度で、ライ角70度の34インチ。価格は2万円+税となっている。新機軸の【前方重心】が通常のマレットよりも入るかどうか。答えは店頭で試してみるしかない。

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