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生ける伝説、タイガー・ウッズが日本で米ツアー最多勝に並ぶ。スピンコントロール達人の優勝ギア

タイガー・ウッズ、23年間でPGAツアー82勝の頂に上り詰めました!(撮影:GettyImages)

<ZOZO Championship 最終日◇28日◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉県)◇7041ヤード・パー70>

リーダーボードの頂点はゆずらなかった。日本で初開催となった「ZOZO Championship」。悪天候のため月曜日までずれ込んだ長丁場を制したのは、初日から首位の座を守り通したタイガー・ウッズ(米国)だった。再開直後の12番ではボギーを喫したものの、その後は危なげなかった。14番パー5でバーディを奪い、最終18番でも有終の美を飾るバーディ締め。サム・スニード(米国)に並ぶツアー最多タイの通算82勝目を果たした。

「13、14、15番でスコアが気になっていた。(松山)ヒデキのバーディもプレッシャーになっていたからね。(この日は)パットをもう少し入れたかったけど、5日間リーダーボードの上にいて勝ててうれしいよ。(8月に5度目の左ヒザを)手術をしたり色んなことがあったけど、周りの皆に支えられてここまでこれた。本当に感謝している」(タイガー・ウッズ

今大会ではメジャー14勝の愛器『ニューポート2 GSS』で計27個のバーディを奪取。また、並み居るプロゴルファーや解説者から「ウッズはアイアンのタテ距離を合わせる天才」「スピンコントロールが並外れている」と称賛の声が溢れた。言葉どおり、大会前のインタビューでもボール選びのコメントで自身も「スピンを抑えることは自分の打ち方でいくらでも出来る」と語っており、最終的にパーオン率「77.78%」で1位。平均パットも「1.625」で1位。

⇒タイガーのボール選びは“ウィンドウ”が大事。「新作はショートゲームのコントロールがいいのに距離が伸びた。ウィンドウにも収まる」

スピンコントロールとタッチの天才。PGAツアーではかなり短い7041ヤードの習志野CCでは、ミドルアイアン以下のスピンコントロール技術と強いタッチを維持するパットこそが並み居る若手を退ける圧倒的な“差”となった。「昔みたいに速くは振れなくなってきているけど、飛距離は維持できている」と練習日に話していたとおり、今大会でも強振するシーンはなし。

ティショットは無理をせず、2打目以降でフェード、ドロー、高低、スピンを自在に操り、稀代のアイアンショットメーカーとしての実力を発揮。日本の林間コースと野芝のラフに慣れない並み居る若手たちは誰も追いつけなかった。記念すべき、日本でのPGAツアー82勝目を達成した“生ける伝説”の優勝ギアは下記で、13本が契約するテーラーメイド製となっている。

タイガー・ウッズの優勝ギア】
1W:[ディアマナ]()D+70TX)
3W:テーラーメイドM5(15.0°)
5W:テーラーメイドM3(19.0°)
3I〜PW:テーラーメイドP7TW
A,SW:テーラーメイド ミルドグラインド2(56,60°)
PT:スコッティ・キャメロン ニューポート2 GSS
BALL:ブリヂストン TOUR B XS

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