【日本代表】18歳で最年少GK入江悠斗「年齢を言い訳にしてはいけない」

日本代表は9月26日、高円宮記念JFA夢フィールドで国内合宿2日目のトレーニングを行った。

午前練習を終えた木暮ジャパンは、GK組のみ先に集合し、17時から午後練習を開始。通常のセービングに加えて、バランスボールを使った反応練習を行った。その後、17時30分からはFP組が集合してハーフコートで2組に分かれ、セットプレーと4人1組での連係を確認。最後はゲームを行い、約2時間、汗を流した。

GKの入江悠斗は、2023年3月に2種登録でフウガドールすみだトップチームに昇格。その後、5月のオーシャンカップではU-19フットサル日本選抜に選出され、Y.S.C.C.横浜と対戦した。8月上旬のJFA第10回全日本U-18フットサル選手権大会ではすみだの育成組織であるすみだファルコンズの一員として優勝を経験。そこから、8月12日のエスポラーダ北海道戦、27日のバルドラール浦安戦は守護神・岸将太を抑えて先発出場した。

木暮賢一郎監督は常々「飛び級での招集をしていく」と公言してきたが、今回の活動で該当するのが、同じくすみだでプレーし、15歳で選ばれた羽生恒平と入江になる。特に、GKとしては二十歳の井戸孔晟よりも若く、今回の選出には指揮官の期待の高さがうかがえる。

そんな入江は、2日目のトレーニングを終えてなにを感じたのか。

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このレベルでも、自分にできることがある

──代表の練習に参加してみていかがですか?

自分のレベルはまだまだなので、通用しない部分を見つけて、この短い期間での修正が大事だと思っています。特に、初日の練習は納得のいくプレーができなかったんですけど、今日、少しは自分の良さを出せたかなと思います。このレベルでも、自分にできることがあることを見つけられた部分がありました。

──今回、選ばれた理由はどこにあると思いますか?

負けちゃったんですけど、浦安戦の前半はかなりいいプレーができました。そのパフォーマンスを見ていて、評価してもらえたのかなと思います。

──井戸孔晟選手GKの練習強度が高いと話していました。

ブロッキングとかで足を入れ替えたりするので、(下半身が)けっこうキツくて、足が止まってしまった時もありました。やっぱり自分は、細くてフィジカルがないので、筋力的にキツかったですね。筋トレとか、自分のベースを上げる課題が見つかったので、クラブに戻ってから力を入れたいと思っています。

──井戸選手とのコミュニケーションはいかがですか?

高1の時に(JFA主催の)フットサルGKキャンプで一緒になって面識はあったので、やりやすかったです。

──年齢でいうと、下から2番目になりますね。

年齢を言い訳にしちゃダメだなと思っています。高校生だからとか、あんまり言いたくないです。ただ、上の選手に食らい付いていきます。井戸選手もA代表なので、見て学んで、いい勉強になっています。

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──すみだでは8月末に正GKの岸将太選手を抑えて先発出場しました。

最初は出る雰囲気とかも、事前に言われるとかも全くなく、いきなりでビックリしました(苦笑)。でも、少ないチャンスで自分のいいパフォーマンスを出さないといけないですから、落ち着きながら、一番最初のプレーを特に意識しました。

──岸選手と入江選手、どんな特徴の違いがありますか?

けっこうタイプが逆で、岸選手はガッツポーズとかで自分を出してるいますけど、自分はあんまりしないですね。それに、岸選手はポジショニングやセービングがめちゃくちゃうまくて、そういうところを練習から見て、盗んだりしています。

──では、自分の強みはどこだと思いますか?

落ち着いたところですね。周りからもよく「緊張しないね」と言われます。自分は、焦っちゃうとよくない方向にいっちゃうので、落ち着いたプレーでミスがないように意識しています。

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