【記者会見】浦安ラスボニ・伊藤果穂キャプテン「勝ち点以上に価値のある試合になった」
7月17日、日本女子フットサルリーグ2023-2024第6節、バルドラール浦安ラス・ボニータスvsSWHレディース西宮が行われ、4-2で浦安が勝利した。
試合後、米川正夫監督とキャプテンの伊藤果穂が記者会見に出席した。
自分の見立てが間違っていなかった
●バルドラール浦安ラス・ボニータス|米川正夫監督
──試合を振り返って。
ホームゲーム2連戦で勝ち点を取れたことは、すごくうれしいです。たくさんお客さんも来てくれて、絶対に取らなきゃいけないと思っていたので、勝ちを見せることができて良かったです。
内容に関しては、相手の昨日の試合をスカウティングするなかで、かなりプレスがかかるんじゃないかなと客観的に見ていて感じたので、ミーティングではその話をたくさんしました。案の定プレスから4点取ったので、自分の見立ては間違ってなかったなと。本当はもうちょっとプレス回避とか定位置攻撃で点を取りたかったですが、そこはなかなかうまくいきませんでした。ただ、自分が思ってるようなイメージどおりの展開やゴールでした。そこがプランどおり大きくずれないことを、自分のなかではすごく大事にしているので、いいゲームになったと思います。
──監督のなかでSWHと比べて上回っている部分は、どこだと感じますか。
まず根本的にリソースが高いということ。基本的には自分たちの方が定位置攻撃はうまいと思っているので、本当はその時間も増やしたかったです。悪くはないんですけど、すごくいいっていう感じではなかったんで。(西宮の)彼女たちの強みのプレス回避の部分はこの連戦で変わるかなと思っていたんですが、やはりそこが3-1ベースになっていたので、そこの強みもそこまでなくなったかなっていうところがありました。そこでがっちりと組み合えば、当然リソースが高いほうが勝つという感じですかね。
──現時点でのGK使い分けは、どう考えていますか。
今はそこまで戦術的なところっていうところはないですが、(小関)美穂のほうがチームに長くいるので、GKとしてのフォーマットができています。ミレ(メルニチェンコ・ミレ・リカリアネパ)はまだそこがちょっと自分が思ってるようなパフォーマンスは出せないので、より上位の相手に関しては美穂を使って、そうじゃない相手にはミレを使うという判断になっています。もう少しこれで質が上がってきたら、ミレの特徴の足元を取り入れた戦術も活用していきたいです。ただ今の段階では、まだちょっと早いかなと思っています。
──江川凜選手ですが、ここ大一番の試合で最年少ながら得点できたというところに関しては、監督からみていかがですか。
彼女は去年の途中から育成組織でプレーしていて、フィットネスは速いし、足元のリズムもあるし、うまく育っていけばしっかりベースに入ってくれる選手じゃないかなと思っているので、今日のゴールはすごく良かったです。最低限のことはやってくれたので、そこは及第点をあげれるなと。ただ、自分が求めるフットサル選手としてのパフォーマンスという意味では、まだまだかなっていうところもたくさんあるので、そこのレベルがどんどん上がってくれたらいいなと思います。
ホームでの応援が後押しになった
●バルドラール浦安ラス・ボニータス|伊藤果穂
──試合を振り返って
前回の連戦に続き、今回の連戦も非常に大事な試合だと思っていました。かつホームゲームで勝ち点6を取れたことを非常にうれしく思います。まだまだ修正しなければいけないところはありますが、この首位攻防戦に勝ったことはこれからに繋がっていくと思いますし次の試合に向かっていきたいです。
──今節までは相手のホームで戦うことが多かったですが、改めてこのホーム2連戦はどのように感じましたか。
まず最高でした。このホームのゲームに向けて、自分たちも動いてきた企画や、活動がありましたし、西宮との重要な試合ができることはチームのなかで前々から意識していました。2連戦の疲労もあるなか、今日集まってくださったみなさんをはじめ、ファン・サポーターの応援が、プレスだったり走ったりプレーするうえで、本当に後押しになっていたので、本当にホームは最高だなと思います。
──アルコ神戸戦に続き、西宮戦と上位にいるチームとの対戦を終えました。また上位リーグで当たる相手だと思いますが、次に生かしていきたいことは何かありますか。
上位の対決に関しては、今シーズンは、1巡を終えて、上位下位に分かれて勝ち点も持ち越しになるので、年間優勝を考えるうえでも、勝ち点3以上の価値があると感じています。ただまだチームとして全体的に整っていないところや、相手に押される場面っていうのも確実にあるので試合に向けて一つひとつチームみんなで取り組んでいきたいです。
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