【記者会見】福井丸岡ラック・田中悦博監督「自分たちのやってることを続ければ、どんな相手にも通用すると信じている」
7月16日、日本女子フットサルリーグ2023-2024第5節、福井丸岡ラックvsSWHレディース西宮が行われ、0-2で丸岡が敗れた。
試合後、田中悦博監督とキャプテンの池内天紀が記者会見に出席した。
内容自体は決して悪くない
福井丸岡ラック|田中悦博監督
──試合を振り返って。
とにかく勝ち点4は持って帰ろうという気持ちで、スタッフも自分とテクニカルコーチの伊藤さんと分担してこの連戦に臨みました。今日も、第3節のアルコ神戸戦もそうだったんですが、前半のはじめはうちのペースで「あそこで決めていれば」というのが、今の率直な気持ちです。後半も選手たちに頑張れとは伝えましたが、この連戦というのは厳しく、2点を返せずに終わってしまいました。フットサルの内容自体は決して悪くないので、自分たちのやってることを続ければ、どんな相手にも通用すると信じています。あとは決めきることと、1点を防げるか、瀬戸際の時にどうするかだけだと思います。また前を向いて、次の試合から勝ち点を重ねていきたいです。
──やはり、連戦の疲れが出たように見えました。ただ、第2ピリオドにも丸岡さんのペースの時間帯もかなりあったと思います。あとは決め切る力という言葉がありましたが、ボールの奪い所や、点の狙い所はどこに据えていましたか?
GKに落とすシーンですかね。落としたボールは、全部プレスをかけようという話をしているなか、前半と比べると後半は強度が落ちてしまいました。前半はゴール前で何回もこぼれ球がありましたが、後半はそれもなかった。昨日は流れのなかで点は決まりましたが、昨日も今日も、パワープレーでリズムはつくれても点には繋がらなかったというのも同じでしたね。課題はたくさんありますし、平均年齢19歳でまだまだこれからチームなので、頑張って改善していきたいです。
──9月にも連戦がありますが、今日のように自分たちは2戦目で、相手が初戦だとかなり難しさがあると思います。
去年も言ったんですけど、連戦でもいいんですよ。ただ、会場が違う連戦というのは厳しいですね。ホテルを追い出されて、16時の試合までずっと会場に何時間もいて、今日に関しては控え室もなかったので。そこは今後整備していってもらうしかないですね。
練習から「決めること」にもっとこだわる
福井丸岡ラック|池内天紀
──試合を振り返って。
昨日も今日も、前からのプレスで押し込んでいこうという狙いがあり、昨日の相手よりも今日の相手のほうがプレス回避レベルは上でしたが、たくさん奪えるシーンもつくれました。あとは最後に決める力をつけないといけません。逆にプレスをかけられた時は、相手が強いチームだと特に怖がって前に蹴ってしまうことが今までは多かったのですが、逃げずに、ボールを運んで引っ張る動きも増えてきました。ゴール前の個の強さをすぐに向上させることは難しいですが、日々の練習から決めることにこだわって取り組んでいきたいです。
──今日の試合も、池内選手の個のテクニックやプレーの質の高さは輝いていました。チームとしてもっと連携を強めていくことで、より池内選手の良さが生かされ、点に繋がるように思います。ご自身としては、何か若い選手に意識して落とし込んでいることだったり、より求めていきたいことはありますか?
自分は特にボールの持ち方をすごく意識しているので、そういうところは後輩にも見てほしいと思います。練習中も試合中も、今ここにボールが欲しいとか、こうしてほしいというのをはっきり伝えて、自分のやりたいプレーをもっと体現していきたいです。あと周りのことだけではなく、個人として前で1対1での仕掛けの強度を高めていく必要があるので、取り組んでいきます。
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