【PO決勝第1戦/名古屋vs立川】15戦負けなしの勢いも名古屋に通じず……立て直しと逆転を誓う上村充哉「出鼻をくじかれたが、明日は全然違うゲームになる」
2月18日(土)、Fリーグ2022-2023 ディビジョン1 プレーオフ決勝の名古屋オーシャンズvs立川アスレティックFCが駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で行われ、名古屋が5-1で勝利した。
15戦無敗と勢いに乗る立川は、名古屋に押し込まれながらも持ち味の堅守で耐え凌ぐ。しかし16分に一瞬の隙をつかれて失点。第2ピリオドも先にスコアを動かされるなど苦しい展開となった。
しかし試合終盤にパワープレーを仕掛けると、35分には新井裕生がカットインからシュートをねじ込んで1点差に詰め寄る。その後もパワープレーで得点を狙う立川だったが、ミスからの失点を重ねて試合は終了。第1戦は大敗となった。
試合後、比嘉リカルド監督と上村充哉が会見に出席した。
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決勝は他のチームも出たかった舞台。だからこそ簡単にプレーをしてはいけない
比嘉リカルド監督(立川アスレティックFC)
──試合を振り返って。
強い名古屋に負けるのは普通のことだと思います。ただ、負け方や失点の仕方は良くなかった。ボールを持っている状況から取られて失点しています。悪いディフェンスはしていないので、もっと責任を持って戦ってほしいです。
気持ちを切り替えないと明日は厳しい戦いになるでしょう。相手は強く、この大事なゲームでも大人の戦いをします。こちらはそこでの責任感が足りなかった。
もう時間がないですし、落ち込む時間はない。切り替えて明日はアスレのフットサルを出せるようにしたいと思います。
──1月に勝利してからの名古屋戦。対策されていると感じる部分はありましたか?
1シーズンを戦っていく中で、大きく変更するようなことはありません。それは僕らだけでなく、名古屋も同じだと思います。ここまでやってきた戦術を大きく変えることはありません。
その中で今日は球際や勝ちたいという気持ちが足りませんでした。名古屋という相手を見てプレーしてはいけません。自分たちを見つめてプレーしないといけない。決勝の気持ちを持って戦ってほしいと思います。
──采配について2つ。開始30秒でセットを変えた意図とパワープレーの頂点に金澤空選手を起用した意図は?
30秒で変えた理由は、試合のタイミングです。どの強度でプレーしなければいけないのか、ピッチの選手が理解できていなかった。やられてしまいそうだったので、流れを変えるために、早々にセットを入れ替えました。
パワープレーで(金澤)空を出しましたが、あの形は普段から練習しています。本来は中村充ですが、彼が怪我した時から空もやっていました。なので今日は空から使いました。
──最大で5試合が行われるタイトなスケジュールですが、選手のコンディションの調整やメンタルケアなどで気をつけていることは?
1試合ずつ戦いましょうということです。最初から5試合目を考えるのではなく、1試合ずつ勝つ。そして勝っても喜びすぎず、負けても落ち込みすぎない。そこのコントロールが大事だと思っています。
この決勝は他のチームも出たかった舞台。僕らは頑張ってそこに辿り着きました。だからこそ簡単にプレーをしてはいけない。努力してきたことを自信をもって出す。そういう話をしました。
アスレらしさを出して明日は戦いたい
上村充哉(立川アスレティックFC)
──明日の試合に向けて。
15試合負けなしできていて、勢いがあるとみられていたと思います。そこで出鼻をくじかれましたが、明日は全然違うゲームになりますし、そうしないといけないです。今日はいい内容ではなかったので、修正して明日は勝ちたいと思います。
──キャプテンから見て、試合に臨む選手たちのメンタリティはいかがでしたか?
固く入りすぎたと思います。気持ち的に受け身になってしまったのはあるなと。アップの感じから受け身になっているなと思いました。僕たちはあくまでチャレンジャー。アスレらしさを出して明日は戦いたい。
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