【Ｆ１第16節｜試合結果＆順位】大分が10戦ぶりに勝点獲得！天王山は王者・名古屋が6得点で勝利

12月9日から11日にＦリーグ2022-2023 ディビジョン１第16節の6試合が各会場で行われた。

チームを救った“パカット砲”で勝点1を掴む

11日、サイクルショップコダマ大洲アリーナにてバサジィ大分vsペスカドーラ町田の一戦が行われた。

第6節にボアルース長野を2-0で下して以降、勝点を掴めずに最下位に沈むバサジィ大分は、勝点差4で暫定2位浦安を追うペスカドーラ町田をホーム・大洲アリーナに迎えた。

テクニックと高い得点力も兼ね備えた町田を相手に、まずは簡単に失点を許したくない大分。ボールを保持される時間が続くも、カウンターのチャンスをしっかりと決定機につなげるも得点には至らず、もどかしい時間が続く。

試合が動いたのは18分、森村孝志のディフェンスからパカットがボールを拾うと、ドリブルで持ち込みそのまま右足を振り抜きシュート。“パカット砲”が炸裂し、9つも順位が離れる町田を相手に、先制点を奪うことに成功した。

続く第2ピリオドでは、1点を守るため、町田に縦パスを入れられないよう、第1ピリオドよりも自陣内で守備をする時間帯が長くなる大分。しかし、27分に相手のシュートが陣川の伸ばした足に当たり失点。同点に追いつかれ、さらに30分には、パワープレーのかたちから失点。守備に注力していた大分にとって、2得点を奪わなければ勝利することができない、苦しい展開に。

ただ、なんとしても引分けには持ち込みたい大分は、ここで少ないチャンスをしっかりとモノにする。33分、橋本澪良のディフェンスから先制点と同様にパカットがボールを拾い、“パカット砲”が再演。同点に追いついた。

その後も町田の猛攻に耐え、2-2でゲームセット。総シュート数は大分が16本に対し町田が37本と、倍以上の差が開きながらも、10戦ぶりに敗戦から離れ、ホームアリーナで勝点1を掴んだ。

続けて、同日の13時からは、パロマ瑞穂アリーナにて名古屋オーシャンズvsバルドラール浦安の一戦が行われた。

ここまで14勝1分と、負けなしで首位を独走する名古屋オーシャンズは、追随する暫定2位のバルドラール浦安を相手に、ホームアリーナでその圧倒的な強さを見せつける。

第1ピリオド開始からわずか15秒、アンドレシートの動きで相手ディフェンスがマークエラーを起こすと、その一瞬の隙に、平田マサが八木聖人からのコーナーキックのパスをダイレクトでシュート。みごとな連携プレーで先制点を奪い、浦安の出鼻を挫く。

その先制点から約1分後、アンドレシートの落としから平田マサがボールを受け、利き足ではない左足から美しいループシュートを放ち、再びゴールネットを揺らした。

さらに5分、今度はフリーキックの場面にて、キッカーのアンドレシートがダルランにサインプレーの合図。直接のシュートと、ファーサイドの平田マサを警戒する浦安ディフェンス陣に対し、ダルランが壁の裏を抜けニアサイドの位置でフリーに。すかさずアンドレシートから送られたパスは、しっかりとダルランが受け取り、最後はバックヒールでオシャレにゴール。技ありのプレーで、3点目を難なく奪った。

ここまで3得点に絡んだアンドレシートだが、続く12分には個人技で相手陣内に入り込み、最後は吉川智貴のお膳立てを受けて、真正面からズドンとゴール。試合の4分の1の経過時間で、仲間をアシストするとともに、自らもゴールを決め、すでにこの試合のMVPの活躍で、会場を沸かせた。

第1ピリオド終盤に1点を返され、4-1で迎えた第2ピリオド。得点差に余裕はあるものの、名古屋の勢いは止まらない。

21分、相手の横パスをカットしたアンドレシートがそのままゴール前に持ち込み、5点目をマーク。ハーフタイムで気持ちを切り替え、得点差を1つ1つ埋めたい浦安のスタートを無慈悲ゴールでまたも挫き、スペイン代表の10番を背負った力を見せつける。

その後パワープレーで1点を返されるも、残り7秒でアルトゥールがゴールし、6-2でゲームセット。首位の貫録と強さを感じさせる一戦を演じ、無敗記録継続のまま、今季15勝目を収めた。

今節の結果は以下のとおり

■試合結果

12月9日（金）

12月10日（土）

12月11日（日）

■順位表

■次節試合日程

12月16日（金）

12月17日（土）

12月18日（日）