【日本代表/国内合宿取材】42歳で新生・木暮ジャパン初招集のイゴール。「ずっと代表のことを考えて頑張り続けてきた」
昨年のFIFAフットサルワールドカップ終了後、木暮賢一郎監督の元、新たなスタートを切った日本代表は若い選手が多く呼ばれるようになった。そんななかで、今シーズンからバルドラール浦安でプレーしている42歳のピレス・イゴールが“木暮ジャパン”初選出となった。
今回のトレーニングキャンプでは、浦安とのトレーニングマッチも組まれている。その試合や祖国ブラジルとW杯ぶりに日本国内で戦うことに関して、どんな思いを抱いてるのだろうか。5日、練習初日を終えたイゴールが取材に応じた。
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今回のブラジル戦はファンや家族の目の前でプレーできる
──木暮ジャパンが発足して、初の代表選出となりました。選ばれたときはどんな気持ちでしたか?
以前、インタビューでも話しましたが、「次のW杯までプレーしたい」と思っていたので、代表にまた呼んでもらえてうれしい限りです。浦安に入団して、監督やスタッフのサポートで、いいプレーをすることができていました。代表に入れるか、入れないかは分からなかったですけど、ずっと代表のことを考えて頑張り続けていました。
──浦安に加入してからのパフォーマンスは自分自身でどのように感じていますか?
パフォーマンスはいいと思いますけど、もっと良くなると思っています。もっと判断早くプレーできますし、もっとミスを少なくすることもできる。入団して5カ月も経ってないので、さらにフィットしていけると思います。
──ここ数シーズンの浦安は、下の順位に沈んでしまっていましたが、今は暫定2位につけています。自分自身が加わった影響も大きいのでは?
僕はそうは思わないです。戦術や選手のポテンシャルが元々すごく高く、町田にいたときから浦安はすごくいいチームだと思っていました。僕は自分の経験を伝えていて、それがつながっているのか分からないですけど、全員で成長できていると思います。
──浦安から石田健太郎、長坂拓海の3人で代表に選ばれましたが、これはイゴール選手にとってもうれしいことですか?
もちろん、うれしいです。毎日一緒にがんばっている2人ですし、チームにとってもいいことだと思います。代表のユニフォームを着て3人で一緒にプレーしたいですね。
──浦安とのトレーニングマッチも控えています。所属チームとの試合へ向けてはいかがですか?
おもしろい試合になると思います。相手も負けたくないはずですけど、代表選手として負けたくないですね。成長するためには雰囲気が大切で、みんなが100パーセントを出していい試合をできれば、少しずつ良くなっていくと思います。
──そして、ブラジル代表との親善試合も控えています。W杯でも戦った相手ですが、日本で戦うことに関してどんな気持ちでしょうか?
僕はブラジルから日本に来て、帰化して、ブラジル代表とW杯で戦った試合は忘れられない試合になりました。今回は日本で、ファンや家族の目の前でプレーできるので、よりスペシャルな試合になると思います。全員の力を合わせて勝ちにいきたいですね。世界に日本のフットサルがいいチームだということを示したいです。2試合ありますが全身全霊、頑張りたいです。
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