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【日本代表/WEB取材】自らの成長のため、スペインに戦いの場を移した内田隼太。「海外の選手と対峙しても違いを作ることが目標の一つ」

フットサル日本代表は、5月18日からAFCフットサルアジアカップの予選を戦う。

木暮賢一郎監督の下、初めて戦う公式戦を前に、代表チームはどんな準備を進めてきたのだろうか。今回の代表メンバーで、唯一の海外組として招集された選手が内田隼太だ。

今年1月、スペインのブレラFSでプレーするために渡欧した内田は、世界最高峰の舞台でどんな時間を過ごし、何を感じているのか。そして今回の代表活動はどんな意気込みで参加しているのだろうか。

大会初戦を2日前に控えた16日、内田隼太のオンライン取材が行われた。

“それ”を探しにスペインに行った

内田隼太(ブレラFS/スペイン)

──大会を目前に控える今の心境は?

チームとしては非常にいい準備ができていると思います。試合については、まずは初戦に勝つことが大事だと思っています。4試合タフな試合になると思うので、全て勝ってAFCの本戦に繋げることが最大の目標です。

──内田選手はU-20代表でアジアを戦っていますが、こうしたアジアでの戦いや、勝たなければいけない大会で、どこに気をつけたい?

アジアは、ハーフで引いて守ったりとか、自分たちが格下だと理解した戦いをするチームが多いので、日本がうまくいかない時間帯があると思います。点が入らないとか、リズムがない時に、こちらから崩れるのではなく、常にこちらが優位性を持ってゲームを進められたらと思います。

──スペインのブレラFSに移籍してからここまで、自分の変化を感じますか?

まだ正直なところ、4、5カ月しか行っていないので、やっと慣れてきた。“慣れの最終段階”くらいです。これからという部分が大きいですね。スペインの文化、フットサルを含めて学ぶことは多かったと思います。

──「慣れ」とは?

一番は言葉やコミュニケーションですね。ピッチ上での言葉は最低限わかっていたり、わからないこともあります。フットサルは一瞬一瞬のスポーツなので、言葉が瞬時に出てこないことがあります。日本語と比べても細かい状況を説明できないことが多いので、そういったことに最初は苦労しました。練習メニューも最初は何を言っているのかわからないし、ミーティングも何を言っているのかわからない状況なので、すべてですね。

──スペインに慣れてきたところで、日本代表に還元できるものはありますか?

たくさんありますけど、ゴールにこだわるところ、ゴールに直結する動きなどですね。ゴールに向かう姿勢がスペインでは高いので、そこは自分がゴールにつながるプレー、ゴールで還元できたらと。日本語をしゃべれるので、コミュニケーションの重要性を感じていますから、自分の年齢も上がってきているので積極的にコミュニケーションしていけたらと思います。

──日本語のコミュニケーションはやはりいいですか?

最高ですね。

──クラブではなく、代表で力を発揮するには何が必要だと考えていますか?

自分の強みを出すことに限りますね。

──内田選手の場合は点を取ることにこだわっていく?

そうですね。ゴールにつながるプレーで、相手に脅威を与えていきたいです。

──昨年のW杯を見て、どんな感想を持ちましたか?

変な風に捉えられるとアレですけど、負けはしましたけど、素晴らしい試合だったなと思います。それはみなさんの反応が一番、物語っていると思いますね。

──結果的には1勝3敗でベスト16でした。日本は何ができて、何ができなくて、これから何をすべきと考えていますか?

それを探しにスペインに行きました。

──それは見つかってきましたか?

まだこれからですね。でもやはり、一つは個の優位性は大事だと思います。海外の選手は、チームで崩すこともありますけど、各セットに1人、2人とか、1対1で負けないとか、背負える選手がいるので、チームで戦うことは日本の強みの一つですけど、プラス個で打開する。そこは僕の役割でもあるので、海外の選手と対峙しても違いを作ることが目標の一つです。

──今は優位性を作れている?

うーん……それもまだこれからですね。

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