【日本代表/WEB取材】自身2度目のA代表合宿で石田健太郎が望むものとは。「(U-20代表組との再会は)個人としても少し遅かったと思います」
AFC U-20フットサル選手権2017でイラク代表に敗れた後、U-20代表のメンバーはキャプテンの清水和也とそう誓った。
それから約2年半後の2019年12月、そのときのメンバーだった石田健太郎は初めてA代表のトレーニングキャンプに招集された。今回で自身2度目となる代表活動に、22歳の石田は何を感じどんな想いで臨んでいるのだろうか。
日本代表でも、自身のポジションを確約させようとさらなる成長を渇望する若手のその想いに迫った。
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成長のスピードを取り返せるように、早めていけるように
──代表合宿は通常3日間ですが、今回は5日間の活動になっています。4日目の今のコンディションやチームの雰囲気はどうですか?
コンディションの部分では、いつもより疲労が溜まっていますがチームとしての雰囲気はいいです。活動がなかなかできなかった分、その時間を取り戻すじゃないですけど、いい時間になっていると思います。
──石田選手は去年の12月に続いて2度目の代表合宿です。前回で得た課題やこれまでに取り組んできたことは?
前回の12月のときに初めてA代表の合宿に来て、強度や判断のスピードで難しい部分がありました。そこをチームに戻って取り組むようにしました。まだまだですが、少しずつ判断のスピードは良くなっていると思います。
──清水和也選手が先日、「U-20代表とは再会が遅かった」と話していましたが石田選手自身はどう感じていますか?
2017年にU-20の大会(AFC U-20フットサル選手権)があって、そこでベスト8で負けたときに、キャプテンだった和也くんから「次はA代表で再会しよう」と約束をしました。そのときから和也くんはA代表にいて、僕たちはそれを追いかける形になっていましたが、個人としても少し遅かったと思います。
それでも少しずつですが、同い年や同世代の選手が何人か選ばれています。スタートは少し遅いかもしれないですが、みんなまだまだ成長できると思う。その成長のスピードを取り返せるように、早めていけるようにもっともっと刺激し合いながらできればと思います。
──自粛期間中何をされていて、今こうしてフットサルができることについてはどんな気持ちですか?
コロナの期間は外出はほとんでしていなくて、チームでZoomを用いたトレーニングをしたり家だったり外でランニングをすることがメイン。ボールを触るほとんど機会はなかったです。今までこれほどボールを蹴ることができなかったことはサッカーやフットサルを始めてからはなかったと思います。すごく新鮮な気持ちで、いろいろな方に感謝しながら(フットサルを)できることに喜びを感じています。
──今、合宿ではどんなことをやっていて石田選手自身、何か新しい発見はありましたか?
いろいろなことを振り返るというか、思い出すテーマがある。僕自身はまだ2回目なので、まだ覚えなければいけないことはたくさんあります。その中でも自分より上の選手はたくさんいるので、その中で新しいものを見つけられると思っている。ただ覚えるだけでなく、その先にこのプレーをどこで出すかとか、生かし方だったり、タイミングを学ぶチャンスでもある。一つ先に行けるようにと、意識してやっています。
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