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【両チーム記者会見/F1北九州 vs 横浜】今季2度目の昇格組同士の対決。結果は1点を守ったボルクに軍配!

2月13日(土)、Fリーグ2020-2021 ディビジョン1のボルクバレット北九州 vs Y.S.C.C.横浜が駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場で行われ、北九州が1-0で勝利。試合後、記者会見が行われ両チームの監督とキャプテンが出席しました

■この試合のハイライトはこちら(ABEMAビデオ)

ピッチ内外での振る舞いを見て大きく成長したと感じる

馬場源徳監督(ボルクバレット北九州)

──試合を振り返って。

第1ピリオドはゲーム構築、ゲーム構成、局面の理解という意味では自分たちの優先権を持って試合を進められていた認識です。自分たちのプレーのリミットを分かった中で相手の長所を消し、フィニッシュまでたどり着くというところまではしっかりと形にできた。ただし得点ができないとこのスポーツは動きません。そこは今後の課題になると思います。

第2ピリオドに関してはYSさんも残留争い中なので攻勢を強め、ボールポゼッションのところと解釈が耐えられなかった。ピヴォのあとのコンタミネーションがなく、試合が拮抗する時間が増えたと思います。ただ、1-0という結果ですが1点差という結果に関しては正当な結果だと思っています。

──得点数が少なかったが内容は常に主導権を握っていた。ベンチでの選手の振る舞いも含め積み重ねが見えたが、馬場監督から見てF1での積み上げはどういったところにあると感じていますか?

F2から上がってきた選手が8割で、僕のやりたいものをみんなが体現、チャレンジする。アウェイでの試合が多い中でも自分たちの限界を試していましたが、それを解釈して今、体現している。選手の中ではこれができている、できていないという共通理解ができているのでベンチでの会話の内容もレベルが上がりました。ピッチの中での振る舞い、審判に対する振る舞い、すべてにおいて成長したと思っています。おっしゃる通り、そこはすごく成長した部分ですし、来シーズンに向けてすごく大きな財産になるはずです。得点数こそ少なかったですがそういう意味でのピッチ内外での振る舞いを見て大きく成長したなと感じています。

小林謙太(ボルクバレット北九州)

──試合を振り返って。

横浜とはF2のときから1勝1敗3分けで、ずっと勝負がつかない状態でした。選手たちも順位に関わらず「絶対に勝ちにいこう」という意気込みで入れて、練習で取り組んでいることができる時間、できない時間があり課題は多く見れたと思います。明日も試合があるのでそこを改善して試合に臨みたいです。

ゴールをこじ開けるには至らなかった

前田佳宏監督(Y.S.C.C.横浜)

──試合を振り返って。

今の(残留争い中の)状況からして、決勝戦が3つあるようなイメージで向かっています。その中で今日の相手だった北九州さんはライバルで、ここで勝利していい流れに乗っていきたいところでした。試合の内容で言うと、第1ピリオドはディフェンスの面は気にならなかったですがオフェンスの部分でボールを持つ時間が非常に短く良くなかったと思います。セット交代をしている間に改善ポイントをゲームの中で伝えてアジャストしようとしましたが、なかなかうまくいかなかった。

ハーフタイムの時間を使って攻撃面の改善が少しはできて、より前へアグレッシブにいけた。チャンスは伺っていましたが、最近の課題であるセットプレーでやられてしまった。第2ピリオドは挽回できていたと思いましたが、ゴールをこじ開けるには至らなかった。試合の最後に、パワープレーをするかどうか僕の中でも迷いがありました。というのも、北九州さんの今日のディフェンスはいいふうに見えたのでパワープレーでこじ開けられるか、それを選手たちにも投げかけて、「パワープレーの選択よりも通常の攻撃でいける」という選手の答えを信じました。結果的には負けてしまいましたがまた明日試合があります。(湘南ベルマーレとの)神奈川ダービーになるので是が非でも勝ち点3を狙っていきたいと思います。

中野和也(Y.S.C.C.横浜)

──試合を振り返って。

キャプテンと言われたのは試合の直前だったので「どうしようかな」と思ってプレーしていましたが、監督から言われた通り、前からプレスが来たときになかなか突破できず、自分も無難なプレーを選択してしまっていた。リスクを取って回避できていればよかったのですがそれができずしのぐ展開になっていた。第1ピリオドはなんとかなっていましたが、第2ピリオドはやられそうな気配が常にありました。セットプレーを警戒していましたが、守備のセットでやられてしまったのでそこはしっかり守らないといけない。それができないと勝ち点は積み上がらない。明日も耐える時間は多いと思いますが切り替えてやっていくしかないと思います。

──選手生活を振り返って。

大学生のときにサッカーサークルに入ってプレーしていましたが、友達に誘われてフットサルの勝ち抜き戦に参加したのが始まりです。その大会に実は(稲葉)洸太郎もいたらしいのですが、仲間たちと上を目指すようになり、全日本フットサル選手権の神奈川県大会に出場するようになりました。大学の最後の年に県の3部から2部に昇格して、そこにいたSALL-TRAPの選手たちが非常にうまく「あの人たちと一緒に選手権に出よう」と、一緒に出場したのがきっかけで次の年からは県リーグにも一緒に出場するようになりました。

県1部で優勝争いをして、優勝して関東2部に参入しました。3年間そこで戦いましたが降格してしまって、県リーグからまた復帰しようとしましたがみんな年齢を重ねてしまって、若いメンバーも加えながら戦っていましたが下降線でした。SALL-TRAPの秋元(勇太)くんと今の(渡邉瞬)GMと話して、一緒に出ようと作ったチームを無くしたくないという気持ちで動いて、自分たちの思いを聞いてくれたのがY.S.C.C.横浜でした。

サッカーがある組織と組んだ方が相乗効果を見込めますし、組織としても伸ばしていけると感じていたので8年くらい前に手を組むようになりました。それでも県リーグでなかなか勝てなかったのですが今の主力メンバーの宿本、井原たちが入って強くなってきて、全日本の県大会では神奈川県で優勝できるようになっていきました。自分はそのときから同じ船に乗せてもらって、ここまで運んでもらった。“伴奏者”と感じています。

Fリーグに参入を認められ、F2での1年目は大変悔しい思いをしましたが2年目で負けなしで優勝できてF1へ昇格できました。Fリーグに参入するときには「自分はもう限界かな」と感じていましたけど、「F1のピッチを踏もうよ!」と前田監督もGMも言ってくれた。とは言いつつも「ポジションはないよ」とのことでしたが、今日を入れて6試合出場できたのはみんなのおかげでトップリーグまでプレーできて感謝しかないです。本当にありがとうございます。

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