
富永啓生(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
8月22日、Bリーグ1部のレバンガ北海道に加入した富永啓生(24)がついにチームに合流し、本格的に日本でのキャリアをスタートさせた。
契約年数は男子プロバスケットボールではかなりの長期間となる「4年契約」となっており、その期待感の強さがわかる。
しかし、アメリカ(NBA)へのチャレンジも諦めていない富永は、レバンガに腰を据え実績を残しながらもNBAに通用するスキルを身につける必要があるといえるだろう。
まずは周囲の声を黙らせる圧倒的な実績をB1リーグで残すことが必要
富永の実力に関しては、懐疑的な反応を示すファンも存在する。
確かに、3ポイントの精度は高いものの、ハンドリング力が低いため自身の力のみで3ポイントに持っていく力はそれほど高くない。
そしてディフェンス面にも課題があるため、「NBAにチャレンジするレベルではないのでは?」といった声も聞かれる。
そのため、富永はまずB1リーグで圧倒的な実績を残し、「NBAにチャレンジするべき存在」であることを示す必要があるわけだ。
得点に関してはランキング20位に入るボーダーラインである平均15点以上は必須となるだろう。
また3ポイント成功率でいえば、ランキング10内に入る40%以上がボーダーラインとなるのではないか。
この2つのランキングに名前が載る数字を残せれば、自然とNBAへのチャレンジを応援するファンは増えていくはずだ。
将来的にNBAの2WAY契約を掴み取るために必要なスキル
前述した通り日本で圧倒的な実績を残したならば応援の声は大きくなっていくはずだが、実際に2WAY契約を勝ち取るにはスキル自体をさらにUPさせていく必要がある。
自身で3ポイントシュートを打てるようにするハンドリング力はもちろん、NBAやGリーグの選手にも対抗できるディフェンス力を身につけなければならない。
そのため、日本でプレーしている期間でドンチッチのような肉体改造ばりの筋肉トレーニングを取り入れるべきだろう。
河村勇輝の身体が一回り大きくなったように、富永もNBAを目指すならば筋肉の鎧を身に纏わなければならない。
そして「ディフェンスに対するアグレッシブさ」といった心の強さも同様に必要となるだろう。
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