
富永啓生(写真:YUTAKA/アフロスポーツ) いよいよパリオリンピックが近づいてきたが、注目度が高いのが「男子バスケットボール日本代表」だ。 48年ぶりの自力でのオリンピック出場となるわけだが、パリではただ出場するだけでなく「確かな爪痕」を残してくれそうな予感が漂う。 今回はそんなパリオリンピック男子日本代表に選出される可能性の高い注目選手を挙げてみよう。
渡邊雄太(29)
グリズリーズやラプターズ、ネッツ、サンズといったNBAチームで6シーズンに渡りプレーしてきた渡邊雄太は、日本代表の柱と言っても過言ではないだろう。 206㎝の身長を活かしたインサイドでのプレーも可能だが、カットインやアウトサイドシュートなどといった器用さも持ち合わせている。 5月16日に行われたバスケットボール日本代表の新ユニフォーム発表会にも出席し、パリオリンピックでは名実ともに日本代表の顔としてプレーすることになる。
富永啓生(23)
渡邊雄太はNBAを去ったが、「和製カリー」と呼ばれるこの男が新たにNBAでプレーするかもしれない。 NCAAのネブラスカ大学でセンセーショナルな活躍を見せた富永啓生は、すでに代理人とも契約しており、今夏NBA入りを目指すことになる。 可能性としてはそれほど高くないが、その高精度のスリーポイント能力を欲しがるチームはあるはずだ 今年4月には婚約を発表し、心身ともに充実。 パリオリンピックにおける日本代表にとって最高の飛び道具となるはずだ。
河村勇輝(23)
172㎝の小柄なPGは、パリオリンピックでセンセーショナルな活躍をするかもしれない。 圧倒的なスピードとテクニックでマークをかわし、パスでチャンスを演出するだけでなく自らも得点ができる。 富永と同様にNBAを目指しているが、現在はBリーグでその実力を伸ばしている。 すでにBリーグでMVPを獲得するなど若くして日本では圧倒的な存在感を放っている。 ディフェンスでの高さのミスマッチは起こるものの、オフェンスでは確実にそのスピードで圧倒してくれるはずだ。
八村塁(26)
日本バスケ界のアイコンである八村塁がパリオリンピックに参戦するかどうかで、日本男子バスケット代表への注目度は大きく異なる。 今シーズン後半には名門レイカーズでスターターを務め、平均13.6点、4.3リバウンド、FG%は53.7%、3PT%が42.2%と素晴らしい成績を収めた。 パリオリンピックに出場となれば間違いなく日本代表のエースとしてプレーすることになるが、問題は参戦するかどうかだ。 現時点では参戦するかは不明だが、レイカーズのレブロン・ジェームズやアンソニー・デイビスもパリオリンピック参戦が濃厚であるため、八村も参戦する可能性が高いといえるだろう。
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