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八村塁(写真:長田洋平/アフロスポーツ)

「パリ五輪」バスケ男子日本代表、1976年モントリオール以来のオリンピック勝利へ!運命のフランス戦のポイント

八村塁(写真:長田洋平/アフロスポーツ)
7月30日(日本時間31日20時30分)、バスケットボール男子1次リーグB組第3試合「日本代表対フランス代表」の一戦が行われる。

日本代表はパリオリンピック初戦となるドイツ戦に敗れているため、準々決勝に進むためには勝利しておきたいところだ。

世界ランキング9位と日本よりも格上となるが、史上最強のメンバーで臨むがゆえに金星を期待する声も多い。

日本はフランスに勝利すれば1976年に行われたモントリオール以来のオリンピックでの勝利となる。

日本代表はNBA新人王のウェンバンヤマ擁するフランス代表をどう攻略するのか

フランス代表には、224センチのウェンバンヤマと216センチのルディ・ゴベアがいるため、インサイドでの勝負は100%劣勢となる。

この試合のポイントの1つは、日本代表がこの2人を徹底的にマークするのか、それともある程度インサイドを捨ててトランジションの速さに特化するかだろう。

正直なところ、いかにインサイドでのディフェンスに注力したところで、ウェンバンヤマのリズムを崩すことは難しい。

19得点したブラジル戦同様に、高いFG%を叩き出すはずだ。

ブラジル戦は19得点に抑えられたが、おそらく日本戦は30得点クラスの成績を残すことだろう。

そうなるとやはり後者の方法で対抗するしかない。

速さとテクニック、そしてスリーポイントという武器を持つ選手が多い日本は、トランジションの速さを活かしながら積極的にスリーポイントを狙っていく必要がある。

フランス代表も当然ながら日本のアウトサイドはチェックしてくるはずだが、タフショット(劣勢の状況でのシュート)を複数本決めきれれば、一気に日本ペースに持っていけるはずだ。

そうした意味では、八村塁や渡邊雄太のスリーポイントはもちろん、ドイツ戦でほとんど出番がなかった富永啓生の復活が勝利には必要であるといえるだろう。

もう1つのポイントは、「ニコラ・バトゥームを日本が抑えられるか」だ。

NBAプレーヤーである35歳のベテランは、ブラジル戦でウェンバンヤマと同じ19得点を挙げている。

203センチでSFで出場するこのベテランを八村塁や渡邊雄太が抑えることができれば、勝機が見いだせるはずだ。

今回のパリオリンピックバスケットボール男子競技では、グループ3位になっても準々決勝に進出できる可能性がある。

他グループの3位よりも勝ち点や得失点差で上回れれば、目標のベスト8が実現できるのだ。

つまり、1勝すれば目標に大きく前進するわけだ。

48年ぶりのオリンピック勝利という偉業の達成は、ベスト8進出という偉業に繋がる可能性がある。

果たしてバスケットボール男子日本代表は強豪フランスに勝利することができるのか、その戦いに注目だ。

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