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八村塁(写真:長田洋平/アフロスポーツ)

「パリ五輪」バスケ男子日本代表、河村勇輝とホーキンソンのコンビに八村塁が加わることで起こるケミストリー

八村塁(写真:長田洋平/アフロスポーツ)
NBA組の八村塁と渡邊雄太が加わったことで、バスケット男子日本代表は大きく戦力をUPさせた。

渡邊はふくらはぎの肉離れによってオリンピック本番に間に合うか不透明となっているが、八村に関しては完全なる柱としてオリンピックに臨むことになる。

河村勇輝とホーキンソンのコンビに八村が加わることで起こるケミストリー

キャプテンを務める富樫勇樹(PG)という実力者もいるが、今回のバスケット男子日本代表のキープレイヤーはPGの河村勇輝だ。

23歳と年齢は若いが、すでにBリーグではシーズンMVPを獲得するなど圧倒的な実力を誇っている。

6月23日に行われたオーストラリア代表との強化試合では、20分程度の出場時間で28得点を挙げるなどこのチームの主力であることを示した。

そんな河村と抜群のコンビを形成しているのが、センターを務めるジョシュ・ホーキンソン(29)だ。

スクリーンを駆使しお互いをフリーにする2人の動作は極めてスムーズであり、強豪国相手でも通用するレベルだ。

そしてそんな河村とホーキンソンのコンビに八村が加わることで、一気にチーム力はUPする。

八村はインサイドの強さでチームを支えることもできるが、レイカーズでプレーしている時のようにアウトサイドに張って3ポイントを放つこともできる。

ネームバリューのある八村が逆サイドに張ることで必然的に対戦相手は逆サイドも注意しなければならなくなるため、河村とホーキンソンが動きやすくなるのだ。

さらに、八村は外でもらうだけでなくインサイドに入り込みミドルやゴール下などからも得点が奪える。

相手としては河村のペネトレイトとアウトサイドシュート、ピックアンドロールからのホーキンソンへのパス、そして八村へのパスという選択肢も注意しなければならない。

渡邊雄太が間に合いプレー出来れば、より得点確率の高い選択肢は多くなるが、八村が加わるだけでも河村は格段に攻めやすくなるはずだ。

バスケ男子日本代表の今後の日程

史上最強と謳われるバスケット男子日本代表は、以下のような日程をこなしパリオリンピック本番に臨む。

・7月5日、強化試合 VS韓国代表
・7月7日 強化試合 VS韓国代表

・7月27日 パリオリンピック予選ラウンド VSドイツ代表

・7月30日 パリオリンピック予選ラウンド VSフランス代表

・8月2日 パリオリンピック予選ラウンド VS五輪最終予選ラトビア大会優勝チーム

第一戦のドイツ代表は世界ランキング3位の強豪であり、2戦目のフランスも9位と日本代表(26位)よりも格上の相手となる。

3戦目の相手も格上となる可能性が高いが、前述した通り河村勇輝とホーキンソンのコンビに八村塁が加わることによって大幅にチーム力はUPするため、決して予選ラウンド突破が不可能というわけではない。

果たしてバスケット男子日本代表は奇跡の予選ラウンド突破を実現させることができるのか、その戦いに注目しよう。

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