
NBA選手ってお給料いくらなの?コアファン編集部員に聞くNBA講座 vol.2
NBA選手の高額契約金がよく話題になる。同じスマートスポーツニュース編集部員のNBAコアファンなら、選手のお金事情も知っている気がする。
NBA、どれほどビッグビジネスなのだろうか……。話を聞いてみた。
▶もしジョーダンがもし今のNBAにいたら?コアファン部員に聞くNBA講座 vol.1
ジョーダンの年俸って、いくらだったの?
槌谷:前回の話も面白かったんだけど、今日はNBAのお金のところを詳しく教えて。まもなくNBAはFINALS開催だけど、これに優勝したらいくらもらえるんだろう。
コアファン部員:それが、NBAは優勝賞金がないんですよ(笑)。
槌谷:え、なぜ!?。
コアファン部員:”優勝賞金”ではなくて、”チケットの売上の一部が入る”仕組みです。さらに細かい話をすると、チケット売上の一部に加えて、シーズンの順位によってボーナスが加算されていく形です。例えばシーズン1位のチームがプレーオフのFINALSまで進むと、ボーナスは10億円ほど(※1)。この金額は、アメリカ四大スポーツのPLAYOFFSの中でも最高と言われていますね。
槌谷:10億円って、NBA選手の年俸より高い?安い?
コアファン部員:2024-25シーズンの平均年俸は約18億円(※2)というデータがあるので、賞金と年俸を比べちゃうと賞金の方が安いってなってしまいますね(笑)。ただ、そもそもNBAの賞金や年俸って昔と比べると年々とんでもない上がり幅を見せているので、この賞金もどこまで伸びるか楽しみではあります。
▼2024-25シーズンのNBA PLAYOFFS トーナメント表
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ジョーダンは年俸いくら?2024-25シーズンの最高年俸は?
槌谷:年々賞金とか年俸が上がっているって話だけど、今のNBA最高年俸は誰がいくらくらいもらっているの?
コアファン部員:今はゴールデンステイト・ウォリアーズのステフェン・カリーで、2024-25シーズンの年俸が約83億824万円(※3)でした。2位が同率で、デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチと、フィラデルフィア・76ersのジョエル・エンビードの2人が約79億円ですね。
ちなみに八村くんは約25億円。
ただ、NBAって新人から4年間は「ルーキー契約のまま」なんですよね。その年のドラフト順位によって年俸も決められているので、八村くんは4億9,100万円という平均以下の年俸で頑張って頑張って、ようやく2024-25シーズンで年俸が25億円まで跳ね上がったので、本当に凄いことなんですよ!
槌谷:なるほど。現在カリーの83億円が最高ってことは、ジョーダンの時代ってもっと少なかった?むしろ多かった?
コアファン部員:圧倒的に少ないです。ジョーダンは、現役時代の15年間で9400万ドル(約136億円)と言われているので、カリーの2年分の年俸よりも少ないです(笑)。それでもジョーダンの場合は、ナイキとの契約(ジョーダンブランドが売れた際に、ジョーダンに売上の5%が入る)での収入などもあるので、純粋な選手としての年俸は、当時は最高年俸でしたけど、それ以外の収入の方が多かったという逸話もあったりします。
槌谷:カリーの2年に負けちゃうのか……。
コアファン部員:ジョーダンが「今の選手は恵まれてるよ、俺の時はもっと年俸安かったぞ」みたいにボヤいたことがあって、それだけで新聞記事になったこともありました(笑)
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