ジェイレン・ウィリアムズ(写真:AP/アフロ)

「NBAファイナル」すべての試合が名勝負!第5戦はサンダーか、それともペイサーズか

ジェイレン・ウィリアムズ(写真:AP/アフロ)
6月17日(日本時間)、NBAファイナル第5戦「オクラホマシティ・サンダー対インディアナ・ペイサーズ」が行われる。

2勝2敗で迎えるこのゲームはファイナルシリーズに大きな影響を及ぼすだけに、大きな注目が集まる。

名勝負だらけのNBAファイナルも佳境に

高いディフェンス力を有する「全員バスケ」のペイサーズと同じくディフェンスの強さとエースの2枚看板の攻撃力を誇るサンダーの試合は、近年稀に見るエキサイティングなファイナルとなっている。

第5戦はサンダーのホームで行われるためサンダー有利にも思われるが、第1戦ではアウェーにも関わらずペイサーズがサンダーに競り勝っており、勝敗の行方を正確に読むことはできない。

ほとんどの試合でサンダーがリードしながら終盤にペイサーズが全員バスケの恩恵により追いつくといった展開となっており、第5戦も最終クォーターまで読めない展開となるのではないか。

サンダーはファーストオプションのシェイ・ギルジャス・アレクサンダーのオフェンスが軸となる。

ただしペイサーズは、これまで通りオールコートディフェンスによりシェイのショットチャンス回数及びその精度を下げようとするだろう。

サンダーは第4戦と同じようにチェット・ホルムグレンとアイザイア・ハーテンスタインのビッグマン2人をオフェンスリバウンド要員としてコートに立たせ対抗するはずだ。

となると勝負はセカンドオプションの質となるか。

ペイサーズはパスカル・シアカム、サンダーはジェイレン・ウィリアムズとなるが、どちらもプレーオフで安定した活躍を見せている。

シアカムは第1戦19得点、第2戦15得点、第3戦21得点、第4戦20得点となっているが、対するジェイレン・ウィリアムズも第1戦17得点、第2戦19得点、第3戦26得点、第4戦27得点を挙げており負けていない。

そういった点を踏まえれば、第5戦にどちらの選手が高いオフェンス力を発揮できるかが勝負の分かれ目となるだろう。

もちろんエースのハリバートンとシェイ・ギルジャス・アレクサンダーの出来が重要なのは間違いないが、クラッチタイムに強いハリバートンとシーズンMVPのシェイならば間違いなくタフショットを次々に沈めるはずゆえに、勝負の分かれ目は違うポイントとなるのではないか。

果たして第5戦はどちらのチームが勝利するのか、注目だ。

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