シェイ・ギルジャス・アレキサンダー(写真:AP/アフロ)

サンダーが第1クォーター9失点のみの衝撃ディフェンスでウルブズ撃破!4勝1敗でNBAファイナルに進出

シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(写真:AP/アフロ)
5月29日(日本時間)、NBAウェスタン・カンファレンスファイナル「オクラホマシティ・サンダー対ミネソタ・ティンバーウルブズ」の一戦が行われ、124-94でサンダーが勝利した。

サンダーはこれでウルブズとの対戦成績を4勝1敗とし、悲願のNBAファイナル進出を決めた。

ウルブズの第1クォーターを9点のみに抑える圧倒的ディフェンス力を見せたサンダー

第1クォーターのウルブズは、FG%15.8%とNBAの試合ではありえないほどの低水準となった。

サンダーの囲みの速さによってウルブズは高精度のシュートが放てず、シュートはリングに嫌われ続けた。

ウルブズの第1クォーターの得点はわずか「9」とNBAの試合でなかなか見ることができないスコアを記録した。

サンダーはエースのシェイ・ギルジャス・アレクサンダーを中心としたオフェンスも好調で、前半だけで65-32と30点差以上をつけて折り返した。

第3クォーターはウルブズも意地を見せ23-30と差を縮めたものの、前半のリードはすでに勝敗を決するものであったため、ひっくり返すことは不可能だった。

若いチームであるサンダーは経験値も確実に高まっており、もしも今シーズンNBAチャンピオンになることができたならば、何シーズンもチャンピオンに君臨する王朝が築ける可能性もある。

第4戦で消極的なプレーをしたことでアンソニー・エドワーズはこの試合も沈黙

この試合、シェイ・ギルジャス・アレクサンダーが34得点8アシスト7リバウンドと圧倒的な存在感を見せたが、アンソニー・エドワーズは19得点2アシスト6リバウンドとスタッツでも差を付けられた。

マイケル・ジョーダンやコービー・ブライアントなど、歴代のNBAスターたちは徹底マークされながらもタフショットをねじ込みチームを勝利に導いてきた。

アンソニー・エドワーズのシュートを打たず周囲を使うその姿勢は決して間違った判断ではないが、やはりNBAを背負うほどの大スターとなりチームをNBAチャンピオンに導くためには、セルフィッシュな瞬間があった方が良いのではないか。

そういった意味では、まだ成長する余白があるといえるだろう。

ウルブズおよびアンソニー・エドワーズにとっては屈辱の試合となったわけだが、23歳とまだ若く伸びしろ十分であることからも、きっと来シーズンはさらに上手く強い選手となってくれることだろう。

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